こんにちは、社畜です。
今日から始まるブラック会社辞めよう作戦会議はどうなるんでしょう。
笑満も昔ブラック会社で働いてたから、辞める方法を色々知っているのだろうか。
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時刻は夜の0:30分。
紙とペンを持ちふわふわと浮遊する笑満と目が合う。
シーン…
部屋が静まり返る。
なんだこの沈黙…
漫画のような驚き方をされてしまった。
笑満の話を聞くと、労働基準監督署、略して労基署。そこでは確かに残業代が支払われない時や有給休暇を使えない時に相談できる場所ではあるが、「違反行為を証明する証拠」や「その会社に対して請求を行った経緯」などが無いと受け入れてくれないケースが多いらしい。
証拠集めの時に証拠としてよく使われるのがタイムカードだ。
正確に時間が刻まれているから毎日どのくらい働いているかすぐに分かる。
明日からはタイムカードの記録を写真に取らなければ…部長にバレないようにしないとな。
その夜は笑満の癖の金縛りで身体が固まってなかなか寝付けなかった…。
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▽▽
ピッ
朝8時半、土曜日なのに当たり前のように仕事の電話が来る。
急いで服を着替えて玄関へ走る。
俺の社員証を見た途端笑満が固まった。
だが今はそれどころじゃない。少しでも遅れれば部長にガミガミ言われるから言われる前に行かないと。
急いで会社へ向かう__
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▽▽
まさか…幸掴があそこで働いていたなんて…。
社員証を見るまで知らなかった。
幸掴が働いてる会社、あそこは__
生きていた頃のことを思い出す__
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!