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第3話

サービス残業お疲れ様です。

こんにちは、社畜です。
俺の住んでいる部屋で亡くなったという地縛霊の笑満とブラック会社を辞める為、そして幸せを見つける為に共同生活を送ることなりました。
まぁ…同居人は"地縛霊"なんですけどね…。


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▽▽



地縛霊と不思議な生活が始まって数日。






ガチャ__




時刻は22:30分
幸掴
ただいま…


静かな部屋のドアを開けると明かりがついている。


笑満
っ!おかえり!


ひょこっと身体を浮かせながら玄関で笑って迎えてくれる笑満。
幸掴
…返事が返ってくるって良い…


俺はこの生活が落ち着くようになってきた。
昔はこの静かな部屋で寝ることばかり考えていたのに、今では帰って笑満に愚痴を聞いてもらいたくて帰るのが楽しみになっている。





ボフンッ!





ベッドに飛び込むのはルーティーン。





そして…





幸掴
サービス残業お疲れ様でぇぇぇす!!
幸掴
今日も頑張ったな…俺…よく頑張った…
笑満
お疲れ様だね〜


大きな声でストレスを発散するのも相変わらず。




この数日で驚いたのが笑満の存在だ。
俺は笑満に触れることはできないのに、笑満は俺を触ることができるし、物を触ることができる。
疲れ切ってコンビニ弁当しか食べてなかった俺を気にかけ、夕飯を作って待ってくれるようになっていた。





あれ?…そういえば…





幸掴
なぁ、笑満
笑満
ん?何?
幸掴
笑満って幽霊なのにその…電気?というか明かりって怖くないの?


ふと疑問に思ったことを聞いてみる。


幽霊は明るい所が苦手だから丑三つ時に現れるのか?とか思っていたが、違うのだろうか。


笑満は明るい所も平気で移動できるのだ。

笑満
うーん、なんて言えば良いんだろう…幽霊って昼にもいるんだけど、夜の方が現れやすいんだよね〜
笑満
だから俺は明かりが怖い〜とは思ったことないかなっ
幸掴
ほえ〜…
笑満
まぁ俺は念が強いから昼でもくっきり姿が見れるんだけどね♪
幸掴
おい、今の言葉は楽しそうに言うもんじゃねぇぞ…


昼でも普通に過ごしているのか…じゃあ俺が仕事でいない時とか寂しいだろうな…。


生きてる時は悲しいとか寂しいとか、感情は待ってたから、地縛霊になっても寂しいのだろうか。

幸掴
…俺がいない間寂しい?
笑満
へっ!?なななんだよその質問!?


自然と口から溢れた言葉に笑満は顔を赤くさせ焦り出した。


幸掴
あ〜、寂しいんだ〜?
笑満
さっ…寂しいよ!だって…生きてる時はずっと1人で…
笑満
やっと幸掴と話せるようになると思ったら…ブラック会社で働いてるから話す機会限られてるし…
幸掴
あー、ごめん。今のは感動した…沢山お話ししようね?
幸掴
お兄さんも早く帰るように頑張るからさ?
笑満
なんだよその子供をあやすような言い方〜!
幸掴
ごめんごめん!
笑満
ほら!ご飯食べて寝ないと!!


地縛霊は寂しがりやで、お世話焼きの良い幽霊でした。


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▽▽


夕食を食べ、お風呂に入り終えればいつも夜の12時を過ぎている。


明日も呼ばれる…考えるだけでやる気がでない。
幸掴
はぁ…土曜日なのに絶対呼ばれる…
笑満
ブラックって嫌だよね〜
笑満
それより!ブラック会社を辞める為には行動しないとだよ!!
幸掴
そうだよな…笑満も手伝ってくれるから頑張らねぇと!


ふっと紙とペンを浮かせ、作戦を立てる準備をする。


笑満
よし、早速だけどブラック会社について色々聞かせてもらうよ
幸掴
おぅ、いいぞ!


今日からブラック会社を辞める作戦を考える日々が始まる__