そして迎えたホワイトデー、名前を明かしてないからお返しを貰えるはずもないと分かっていたが少し期待した.
朝イチではないがいつもよりはやめに家を出てあの裏庭に向かった.
『あっ、』
よく見るとそこには白っぽい袋があった.
中を除くとお菓子の詰め合わせが入っている.
そこには手紙が.
〝バレンタインデーはありがとう。一番美味しかったです 松村北斗〟
そう書いてあったので今にもジャンプしたいくらい喜んだ.
なんてったって松村くんのいちばんを貰えたことがとっても嬉しかった.
その袋を教科書を出したランドセルにしまい慌てて教室に戻る.
その姿を彼に見られていたことを知らずに.
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次からは第二章に突入します。
いつも読んでくださる皆様、ありがとうございます😌
これからも楽しみにしていてください!
コメント待ってます(;_;)︎︎❤︎
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。