第5話

12/1
908
2018/10/29 12:40
車に乗り込む
今日は3/1。

最近私の元気のない姿にファンの子たちが私を心配する声が多くなってきた。あれからもう三ヶ月がたとうとしている。時が経つのは早いな…



なんて一人で考えて少し視界がぼやけた


ファンの子たちを安心させないと。と思って携帯を開く
あなた

ん??

マネオンニ(ソニ)
マネオンニ(ソニ)
どうしたの?
あなた

オンニ、今日って何日?

マネオンニ(ソニ)
マネオンニ(ソニ)
今日?今日は……12/1ね!
あなた

え…?

なんの冗談を言っているんだと思ってもう一度携帯に目を落とす
オンニが言った言葉は間違えじゃなかった
何度見ても日付は12/1のまま。


もしかして…本当に…?





ジョンくんに会える………?


さっきまで期待なんてしてなかった。
もういない人に会いに行くなんて…
またオンニが冗談を言って私を元気づけようとしているのだとばかり思ってた
けど…違ったみたい。





いや待て…私なんで3ヶ月も前にいるの?

そんなのおかしい…夢…なの…?


バシッ

あなた

いたっ

マネオンニ(ソニ)
マネオンニ(ソニ)
何してるのよ
あなた

う、ううん…!

夢じゃない…
どういうこと?

私の頭の中は真っ白


その中私は一生懸命過去の今日のことを思い出す。真っ暗な闇の中から今にも消えそうな光の中の一つを覗く。

すると中には笑っている私と


ジョンくん


がいた
二人とも太陽のように眩しく笑っている



そうだ…今日はジョンくんとのペアルック撮影だ

なんて考えていると少し顔が歪む
それを見たオンニが
マネオンニ(ソニ)
マネオンニ(ソニ)
あなた…少し寝てていいわよ?
疲れてるでしょ?無理しないで
あなた

うん、ありがとう。

オンニの優しさに触れて目の奥がツンとする

ピロン


私の携帯がなった

携帯に目を向けると
ジョンくん(ㅎㅅㅎ)
ジョンくん(ㅎㅅㅎ)
あなた今どこー?
ジョンくん(ㅎㅅㅎ)
ジョンくん(ㅎㅅㅎ)
もうつく?
その言葉に私の心臓はうるさいくらい鳴った
前にもこんなメッセージが来ていた
それを思い出すと会いたかった気持ちが
もっともっと大きくなるのがわかった
あなた

オンニ、ここどこ?

マネオンニ(ソニ)
マネオンニ(ソニ)
ここ…?あぁそういう意味ね笑
もうちょっとでつくわよ
あなた

そっかありがと

you
you
もう少しでつくよ
そう返事を送るとすぐに既読がつく
ジョンくん(ㅎㅅㅎ)
ジョンくん(ㅎㅅㅎ)
ほんとに!?じゃあどっちが先につくか勝負だ!!先についた方の言う事聞いてね~ㅎㅎ
you
you
え!?なにそれ!聞いてないよ~
ジョンくん(ㅎㅅㅎ)
ジョンくん(ㅎㅅㅎ)
当たり前だよ
今初めて言ったもんㅋㅋ
you
you
いいもん!負けないから!
ジョンくん(ㅎㅅㅎ)
ジョンくん(ㅎㅅㅎ)
僕だって負けないよ~だ!
このやり取りだって2回目なのに
すごく楽しく感じた
あなた

オンニ!!

マネオンニ(ソニ)
マネオンニ(ソニ)
なになに!?急に大きな声出さないでよ!
びっくりするじゃない!事故したらどうするの!
あなた

ご、ごめんㅎㅎ

マネオンニ(ソニ)
マネオンニ(ソニ)
それで?何?
あなた

もうちょっと早く行けない?

マネオンニ(ソニ)
マネオンニ(ソニ)
なんで?
あなた

ジョンくんと勝負してるから!

マネオンニ(ソニ)
マネオンニ(ソニ)
なんの?
あなた

どっちが先につくか!
負けたら勝った人の言うことを聞かなきゃいけないんだよ!ジョンくんだから何をやらされるか大体想像つくでしょ!
だから早く!

なんて言ってるけど私は過去に負けちゃって一日中ジョンくんの横から離れてはいけないと言われてずっとジョンくんに付きっきりだった。まるでカップルみたいに
嫌ってわけじゃないんだけどなんか…照れくさい
マネオンニ(ソニ)
マネオンニ(ソニ)
はぁ…またそんな事やってるのー?
まぁでもオッパのことだから…何かは大体想像がつくわね笑笑
それからオンニは少し車のスピードを早めた

プリ小説オーディオドラマ