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紅炎
…私はツーペアだ。
大きいのはJな。

エスト
あたしも同じだよ。
ただ、大きいのは9かな。
紅炎とエストロニアのポーカーは、
始まったばかりだ。
しかし、エストロニアの役は
紅炎と互角か、それ以下が普通だった。

紅炎
おい、ちょっと待てよ…?
なんでエストロニアは私より
基本の役が弱くなるんだ?
月詠未玖はすげー強いんだろ?
先程の話を聞いて、紅炎は尚更疑問を持つ。
何故エストロニアは自分に
勝つことが少ないのか、と。

エスト
あたしとお母さんは違うんだよ。
まず、違う利点に重要な所がある。

紅炎
違う利点に、重要な所が…?
月詠とはどう違うんだ?

エスト
「月詠」は物を詠む種族でもあるの。
山札のカードの順番は当然だけど…
それが、どう動くかも理解してる。
大体の予測はつくんだよ。
引き運に任せるだけで、
強めの役ができる。

紅炎
はぁ…?それがどう重要なんだよ?

エスト
あたしにはそれがないんだ。
だって、子孫だからさ。

紅炎
なるほどねぇ…
月詠って色々と恐ろしいんだな…

エスト
うん、そういう事。
戦闘に強いだけじゃない。
常に、他人を驚かせられるくらいの
芸当をこなせる種族…
それが、「月詠」なんだ。
お母さんはそれを受け継いだって
感じらしいけどね。

紅炎
そうなんだな…
お前も苦労してんのな…
エストロニア。
ま、とりあえずだ!
続き、さっさと始めっぞ?

エスト
うん…!
エストロニアの「月詠」の話もあり、
紅炎は少しだけ快感を覚える。
2人のポーカーは、少しずつ
盛り上がりを見せてきている。
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