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2018/12/10

第10話

それだけ
エスト
エスト
流石は紅炎さん…
やっぱり、そう簡単じゃないか…
紅炎
紅炎
アンタもだぜ、エストロニア。
その凄さ、予想以上だ!
楓
(凄いなぁ…この二人。
お互い、全然疲れてない…?)
今までの経過を考えると、
既に1時間は経っているだろう。

持久や、戦闘力には差が見られないとも言える。
どちらが優勢か分からないまま、
同時に攻撃を仕掛けようとする。
紅炎
紅炎
攻撃の素早さなら私の方が有利だぜ?
エスト
エスト
うん、分かってる。
だから、あえて仕掛けさせたんだよ。
エストロニアは攻撃を仕掛けていなかった。
反撃を合わせるために、
あえて攻撃のタイミングを外していたのだ。
更に、紅炎が攻撃を仕掛けた腕は
エストロニアの札により拘束されている。
紅炎
紅炎
攻撃を外させた!?
くっそ…これじゃ身動きが取れねぇ…!
エスト
エスト
そう。攻撃の素早さは
紅炎さんの方が上…
それだけを利用したの。
上手くハマってくれて、よかったけど。
紅炎
紅炎
既に、アンタの手の上だったって事か。
…こりゃ、してやられたな。
普通なら勝ち誇ってもおかしくない局面だが、
エストロニアは動じる様子がない。

「紅炎の攻撃の素早さを利用した」という
ただ「それだけ」では
紅炎に勝ったとは言えないからだ。
エスト
エスト
…っ!なんでこの時に…!
動じる様子を見せなかったエストロニア。
しかし、状況は一変し体勢を崩す。

紅炎の腕の拘束も、ほぼ同じ
タイミングで解除されてしまった。
エスト
エスト
なんで…っ!この痛みなら、
もう治ってたはずなのに…!
紅炎
紅炎
どうなってるか知らねーけど…
遠慮なく行くかんな!
抵抗する気力をなくしたエストロニア。


そして、攻撃を再び仕掛けようとする紅炎。



果たして、エストロニアはどうなるのか?
未玖
未玖
(もしかして…これは、
御子の更なる昂りの予兆かな?
なんにせよ、楽しくなってきたね…♪)
楓
(紅炎、エストロニアは凄い。
やはり、僕の読み通りらしい。
間違っていなければ、
彼女はここで別の「力」に目覚める。
君自身では気づかないだろうけど…
この時点で、既に君は負けているかもね)
しかし、この時未玖は確信する。

楓は、元から既に予測していた。


「時を司る御子」の、更なる昂り。



エストロニアの、新たなる覚醒。

未玖と楓は、ここでそれを確信するのだった。