エストロニアと未玖の旅が終わって、
何日かが過ぎたある日の事。
何かを考えるエストロニアの元に
紅炎が現れる。
普段は楓と共にいるが、
今は訳あって別行動をしている。
話のうちに、何をするかは大体決まった。
「トランプ等の遊び」をする事だ。
実を言うと、未玖自身は母である
「月詠」とトランプ等をする事が多く、
エストロニアもそれに影響を受けている。
「月詠」も未玖も、エストロニアが
引き運が強いと言わせる程の強さを持っている。
不安要素がある事を知っている
エストロニアの疑問に、首を傾げる紅炎。
そしてエストロニアの口から発せられた言葉は
信じ難い事だった。
普通なら、スリーカードでも
充分凄いと思われる役である。
エストロニアが言うには最強の役と言われる
「ロイヤルストレートフラッシュ」でさえも
容易に出せるらしい。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。