『「月詠」の特性の解説』
〜未玖&エストロニア移動中〜
エストロニアの質問に
不安そうな返答をする未玖。
彼女としては、珍しい事だ。
少しずつ進んでいき、やがて村が見えてくる。
「時間停止」の異変後、
未玖とエストロニアは別世界で過ごしていた。
二人からすれば、久しぶりの帰省かもしれない。
未玖が率先して聞き込みをする。
ここまで来ると、「自由奔放な神様」の
面目躍如に等しいだろう。
それから何分かが経ち、未玖が戻ってきた。
ほんの少しだけ、未玖が上機嫌になった。
そして、未玖とエストロニアは再び進み出した。
未玖は他人の観察を趣味としている。
「月詠」の個性も合わせてみると、他人を
理解するだけでその他人の真似…
つまり他人の「模擬」をする事が出来る。
これから、未玖とエストロニアによる
「夢月 楓」を知る為の練習、
通称「手ほどき」が始まろうとしていた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。