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2018/11/12

第6話

「個性」の体感
楓
うん、いつでもいいよ…
待ってるから。
エスト
エスト
(どんな人なんだろう…?)
楓の「教育」が、間もなく
幕を開けようとしていた。

「どういう人物が来るのか」
ただそれに期待を寄せながら、
エストロニアは準備を整えていた。


自分とは異なる強さを、
今まで知る事がなかったのだから。
紅炎
紅炎
お、アンタがエストロニアだな?
確か、月詠未玖の子孫なんだよな。
楓から話は聞いてるぜ?
話を聞き付けた少女が、楓達の元に駆けてきた。


この少女こそが、楓の戦友である
如月 紅炎(きさらぎ かれん)。
楓の知り合いであり、
その強さは楓も認めている程である。
エスト
エスト
…ツキヨミ・エストロニア。
それが、あたしの名前だ!
紅炎
紅炎
お、いいねぇ…!
楽しくなってきそうだな!
凛々しく輝くエストロニアの左右の瞳には、
「教育」に対する決意が宿っていた。


この人こそが、楓の言う
自分と異なる「強さ」を持つとされる人物。


この対峙による期待と高揚が、
エストロニアの体を熱くさせている。
楓
紅炎、エストロニアは強い…
僕の個性を振り払ったのは事実だから。
紅炎
紅炎
へぇ、それは興味深いな…
未玖
未玖
んー…そろそろ、始め時かな?
楓
そうだね…2人とも!
いつでもいいよ!
紅炎とエストロニアが、
お互いを見つめ対峙する。


楓の「教育」もとい、
エストロニアの決戦が今、始まった。
紅炎
紅炎
んじゃ…行くぜ!
エスト
エスト
…来いっ!負けないから!
二人がほぼ同時に、攻撃を仕掛ける。
一発目の攻撃は相打ちに近い。
紅炎
紅炎
やるねぇ…いいスピードだ!
けど、これは反応出来るか?
紅炎の行動に、違和感を感じたエストロニア。

咄嗟に防御の構えを取るが、既に遅かった。
エスト
エスト
くっ…!
攻撃が…見えない…!
攻撃を受けるが、
エストロニアは綺麗に受身を取って後退する。

ここから、徐々に紅炎のペースになっていった。
紅炎
紅炎
ほらほら!どんどん行くぜー!
素早い手つきで、攻撃を仕掛けていく紅炎。

エストロニアは、それを
捌ききるのに手一杯だった。
エスト
エスト
っ…!まだまだぁっ…!
攻撃を捌く度に、腕が違和感を覚えていく。

エストロニアの腕は、
紅炎の今までの攻撃で
徐々に限界を迎え始めていたのである。
紅炎
紅炎
流石に、アンタでも無理みてーだな…
私の行動は、「派生」と「速撃」で
成り立ってるからな…
エスト
エスト
それが…貴方の、「強さ」って事…?
紅炎
紅炎
ま、そういう事さ。
楓には見切られてるけどな…
何処となく、表情にも立ち振る舞いにも
余裕が見える紅炎。


エストロニアは、ただそれを
眺める事しか出来なかった。
自分とは異なる「強さ」を目の当たりにし、
その強さに驚きを覚えるエストロニア。

腕は既に、限界を迎えてもおかしくない状況だ。
しかし、エストロニアの決意が
揺らぐことはなかった。


果たして、エストロニアに、
反撃の好機は訪れるのだろうか?