『ふぁ…』
昨日は眠れなかった…当たり前か。
あの道枝先輩と話したんだもん。
『よしっ。』
気合い入れて今日も頑張ろ。
道枝side
道「ふぁ…」
寝れなかった…何でやろ?
?「しゅんくぅん!おはようぅ♡」
うげ…この声は…
花「今日もかっこいいねぇ♡さすが私のぉかれぴ♡」
野々山 花
同じクラスの奴。ちょっとぶりっ子なんだよなぁ…
っていうか…かれぴって…
道「俺、野々山の彼氏じゃないで。」
花「もぉ!早く花のかれぴになってよぉ!」
花「ていうかぁ、名字よびやめてぇ♡」
道「なんで?」
花「一応わたしぃ、しゅんくんの彼女候補だから♡」
道「そんなん知らんわ。」
花「もおっ!照れちゃってぇ♡」
道「……あ。」
花「あっ!あなたじゃあん!あの子わたしとぉ同じ部活なんだけどぉ…」
花「どんくさすぎてぇ、うざいんだよねぇ♡」
道「…そういうやつ無理だわ。」
花「だよねぇ♡私もあなたのことむりぃ…」
道「あなたじゃなくて、野々山みたいに悪口言うやつが無理。」
花「はぁ?」
道「じゃあな。」
花「なんなの…あなたのせいで…」
花「あ、いいこと考えたぁ♡」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!