何かあった…?
どういうことでしょうか……、、
何につい…もしかして私の感情の話でしょうか?!
で、でも、爆豪さんと接点が少なかったし、
それは、ない…と思うけど…
……個性事故………あったことはある、
けど…、真実を言ったらまた一線引かれるんじゃ…、
怖い、本当のことを言うのが、
馬鹿にされる?可愛そうって思われるんじゃ、
私は、怖くなって嘘をついた。
爆豪さんは、私に背を向けて歩いっていった。
…心配してくれてた?
いや、私が可笑しな行動、発言をしたから?
それにしても……洞察力が高いッッ!!!
周り見てなさそうなのに…、←コラッ
明香は。後ろを向く。
時間過ぎるのって早い…、爆豪さんと話していたのは
3分ぐらいと思ってたのに……、
いつもより10分、帰りが遅い…
…10分遅れただけで迎えにきてるの?
過保護だ!←最近知った言葉。
成が、明香の腕の中ですやすやと寝ている。
母さんの口から、次々出るおかしな言葉。←ちょっと失礼ね(笑)
その日の夜、明香は爆豪に『ありません』と言ったのが
本当に正しかったのか、考えていた。
小中のとき、自分が個性事故にあったことを言った。
言った後、差別、馬鹿にされる、虐め、に繋がった。
同じことを繰り返したくないから、明香は
『ありません』と言ったのだ。
けど、明香は心のどこかで
『この人たちなら…』っと思っていた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!