佐藤「 楽しかったぁ〜! 」
「 ふふ、良かった 」
もうすぐ文化祭も終わり。
龍我くんと一緒に居れるのも きっと今日で終わり
「 …そういえば、友達には会わなくて大丈夫だった? 」
佐藤 「 うん、また会えるし! 」
すると龍我くんはふと立ち止まって
佐藤「 …また会えるかな、」
「 え? 」
佐藤「 俺、もっともっと頑張るから。…そしたら、あの約束ちゃんと果たすから。」
…約束、
覚えてたんだ
「 ふふ、…うん、約束ね? 」
佐藤「 約束 」
小指と小指を交えて
指切りげんまんをした
佐藤「 …あ、俺もう帰らなきゃ 」
佐藤「 また今度連絡するね 」
「 うん 」
バイバイと手を振って別れた
この時間がすごく惜しくて、
龍我くんと離れたくなかった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。