どうして、僕はこんなにも
神様に嫌われているのだろう。
偶然出会ってしまった美香は、
気まずそうな顔をしている。
そして、何かを決心したかのように、一言告げる。
と、ただ一言だけ。
だが、その一言がどれだけ重いものなのかは明白だ。
僕は走り去った美香を追いかける。
走って、走って、走り続けて。
僕らは、とある公園に来ていた。
この公園は、僕が朝の散歩で訪れている公園だ。
優しい声音で問いかけるが、返答はない。
その問いに、僕も無言を返した。
…何も言い返せない。
誰にだって言えないことがある。
そんなことわかっている。
だが、僕は知りたいのだ。
なぜ美香が僕から逃げたのかを。
そうしないと、一生後悔する。
そんな予感がしたから。
だから、僕は再度問いかける。
それは、美香の悲痛な叫びだった。
昔の記憶が蘇る。
過去に、僕と美香が喧嘩した時の記憶だ。
些細なすれ違いの連続で、お互いに離れていく。
その時、美香は泣いていた。
あの涙の意味は何なのだろう。
僕と喧嘩したから?
僕に嫌われたと思ったから?
僕がひどいことを言ったから?
わからない。
今の僕には、到底わからない。
最後に、この作品の投稿頻度に関してです。
知っての通り、最近はこの作品を
ほとんど投稿してません。
理由としては、忙しいだったりモチベが
上がらないだったり色々です。
そこでアンケートです。
参考にしたいので是非答えてください。
アンケート
この作品の投稿について。
このままゆっくり続ける。
89%
一度打ち切って、後で一気に投稿する。
11%
投稿自体やめる。
0%
投票数: 27票
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。