第16話

16話
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2021/06/14 12:24
どうして、僕はこんなにも
神様に嫌われているのだろう。

偶然出会ってしまった美香は、
気まずそうな顔をしている。

そして、何かを決心したかのように、一言告げる。
美香(みか)
さようなら。
と、ただ一言だけ。

だが、その一言がどれだけ重いものなのかは明白だ。

僕は走り去った美香を追いかける。

走って、走って、走り続けて。

僕らは、とある公園に来ていた。

この公園は、僕が朝の散歩で訪れている公園だ。
ルイ
美香、どうして僕から逃げたの?
優しい声音で問いかけるが、返答はない。
ルイ
答えてよ!
美香(みか)
…ルイは、なんで今日学校に
来なかったの?
その問いに、僕も無言を返した。
美香(みか)
ルイにだって、
答えられないことがあるでしょ?
私もだよ。お互い様。
…何も言い返せない。

誰にだって言えないことがある。

そんなことわかっている。

だが、僕は知りたいのだ。

なぜ美香が僕から逃げたのかを。

そうしないと、一生後悔する。

そんな予感がしたから。

だから、僕は再度問いかける。
ルイ
答えてよ!なんで逃げたの!?
そんなに僕が嫌いなの!?
美香(みか)
違う!私はルイのことが
嫌いなんかじゃない!
好き!大好き!だけど、
だからこそ辛い。
すれ違って、嫌われて。
最後には離れていく。
そんなことにはしたくない。
だから、ほっといてよ…。
それは、美香の悲痛な叫びだった。

昔の記憶が蘇る。

過去に、僕と美香が喧嘩した時の記憶だ。

些細なすれ違いの連続で、お互いに離れていく。

その時、美香は泣いていた。

あの涙の意味は何なのだろう。

僕と喧嘩したから?

僕に嫌われたと思ったから?

僕がひどいことを言ったから?

わからない。

今の僕には、到底わからない。

































最後に、この作品の投稿頻度に関してです。
知っての通り、最近はこの作品を
ほとんど投稿してません。
理由としては、忙しいだったりモチベが
上がらないだったり色々です。
そこでアンケートです。
参考にしたいので是非答えてください。

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