無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第8話

8話
少し走ると、開けた場所に出た。

そこには、驚愕の光景が広がっていた。
殺人鬼
誰だ?お前。
そこには、1人の男性と、
血塗れの女性の姿があった。
ルイ
逃げるよ!
僕は咄嗟に走り出そうとしたが、
美香が動かない。
美香(みか)
体が……動かない。
恐怖で動けないというやつだろう。

美香の体は氷のように固まっていた。
ルイ
ぐっ…!
男は刃物を持って、こちらに走ってくる。

今から美香を抱えて逃げたんじゃ間に合わない。

そう判断した僕は、美香を守る体制になり、
拳を握る。

もちろん怖い。

痛いのは嫌いだし、死ぬのも嫌だ。

だが、僕の我儘で美香に怪我をさせるわけにも、
ましてや死なせてしまうわけにはいかない。

そんな思いからの、行動だった。

刺される!と思ったが、男はギョッとした様子で
少し後ずさった。

何故かはわからない。

僕が美香を庇うと思っていなかったから?

僕が戦闘体制を取ったから?

それとも僕たちの後ろに誰かがいるから?

なんでもいい。

このチャンスを逃す手はない。

僕は怯んだ男の喉元に、全力のパンチを撃ち込んだ。

中学生のパンチとはいえ、喉は人間の急所の一つだ。

男は刃物を地面に落とし、
喉を押さえて苦しそうに倒れ込む。
ルイ
逃げないと。
そう言って、その場から立ち去ろうと振り向くと、
死角から警官が出てきた。

僕は安堵の息をつき、その場に座り込んだ。

その後、僕と美香は悲鳴を聞いて駆けつけた
警官に保護された。

もちろん、警官や学校の先生にこっ酷く叱られた。