無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第3話

3話
美香(みか)
おはよ〜!
とても元気のいい声が、家の隅々まで響き渡る。

少し髪が乱れていることから、
大急ぎでここまで来たんだろうなと思った。
ルイ
おはよう。髪が少し乱れてるよ。
洗面所を使っていいから整えておいで。
美香(みか)
えっ!本当!
頬を赤らめながら、美香は急いで洗面所へ向かった。

「リビングで待ってるね」と言って、
僕はリビングに戻り、
テレビをつけてソファーに座る。

テレビではニュースが流れており、
空き巣、殺人、強盗など、
物騒な単語が並べられている。
美香(みか)
朝から暗いニュースばっかりだね〜。
僕の用意したおにぎりを食べながら、
美香は遠慮なく僕の隣に座る。
ルイ
椅子に座って食べろよ。行儀悪いぞ?
美香(みか)
いいじゃん。お母さんみたいなこと
言わないでよ。
ルイ
行儀の悪い女の子はモテないぞ?
美香(みか)
大丈夫だよ。私の好きな人はそれくらいで怒るような心の狭い人じゃないから。
ルイ
へー、美香にも好きな人とかいるんだ。
美香(みか)
そりゃ…ね…って、何言ってるの私!?
突然大声を出した美香に、僕は思わず少し仰け反る。

こんなに驚くってことは無意識だったのか。

まだ少し寝ぼけていたんだろうなと、
勝手に納得する。
美香(みか)
冗談!冗談だから!
顔を真っ赤にして否定する美香を見て、
僕は不覚にも、可愛いと思ってしまった。
ルイ
わかった、わかったから落ち着いて。
美香(みか)
う、うん……
少し冷静さを取り戻したのか、スー、ハー、と
深呼吸を繰り返す。

10秒ほど経って、「忘れてね!」と元気よく、
けれども華やかさを残したまま怒鳴る美香に
驚きながらも、内心で可愛いなと思い、
テレビに目を戻す。

すると、先程のニュース番組は終わっており、
いつもより30分以上も早い朝のドラマが
流れていた。