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第4話

4話
美香がおにぎりを食べ終わり、
少し会話した後、僕たちは家を出た。

僕の家から学校までは15分ほどで、
登校時に友達と出会うことも度々ある。

中でも、拓実と由美。この2人とはよく出会う。

そう、まるで狙っているかのように……。
拓実(たくみ)
おう、ルイ。久しぶりだな。美香も。
ルイ
久しぶりって、土日挟んだだけだろ。
いきなり大声で話しかけてきた彼は拓実。

拓実は時間の感覚がとにかくおかしいので、
いつも困惑させられている。

この前なんて1ヶ月前の出来事を昨日と言い出した。

それなのに、体内時計の正確さが凄まじく、
秒単位で現在時刻を言い当てることができるという
凄技を持っているおかしな奴だ。
由美(ゆみ)
おはよう。いやー、朝から2人で
ラブラブ登校なんて羨ましい。
美香(みか)
そんなんじゃないって!
いきなり茶化してきた彼女は由美。

彼女は頭がよく、常にテストで満点を取っていた
ことから、みんなに天才と呼ばれている。

しかし、彼女はその呼ばれ方を嫌っているため、
僕たち3人は決して彼女のことを天才と言わない。

それが心地いいのか、由美は僕たち、
というより拓実と一緒にいることが多い。

そのため、学校では2人が付き合っていると
噂されている。

実際のことは、僕も美香も知らない。

聞いてもはぐらかされてしまうからだ。

きっと、その華々しい結果の裏には
普通の人の何倍もの努力が隠されているのだろう。

その努力は知らないが、僕は由美を尊敬している。
拓実(たくみ)
本当に羨ましいよな〜。
よっ、ラブラブカップル!
先程の由美の言葉に便乗するように、
拓実も僕たちを茶化す。
ルイ
でも、それなら拓実と由美もだよな。
この前なんて手を繋いで帰ってたし。
由美(ゆみ)
見てたの!?
ルイ
すまんカマかけた。
本当に手を繋いで帰ってたのか。
なんだか悪いことをしたな。

だが、これで2人が付き合っている可能性が
ぐんと上がった。

申し訳なさを多少感じながらも、
心の中で小さなガッツポーズを決める。
美香(みか)
おやおやおや?私たち以上に
ラブラブなのでは?
……気付いてないんだろうけど、
それ私たちもラブラブだけどそれ以上に
ラブラブだねって意味になるからな?
と内心でツッコミを入れる。
由美(ゆみ)
う〜、ルイの馬鹿!
ルイ
ごめんって。
そんな話をしていると、すぐに学校に着いた。

楽しい時間はすぐ過ぎるという奴だろうか。

そんなことを考えながら、僕たちは
校舎に入って行った。