私は、生まれた頃から、いや、その前からの記憶がある。
でもそんなの、私以外に、いないと思ったから、誰にも言わなかった。
驚いたことは、いくつかあった。
私は、正直、いつもツンツンしているレイが、怖かった。私から話しかけることも、滅多にないし、あっちから何て、全くなかった。
なのに、そんなレイが、私に、それも、こんな不思議なことを聞いてきたのだ。
もしかしてレイも、昔からの記憶がある、、、!?
それから、レイが言ってくれて、二人で内通者になった。
誰かがいくたび、辛かった。
だけど、いつもレイは私を慰めてくれた。
一生レイについていく。と、決定的に思ったのは、ある子がいったときだった。その子は、私に、いつも仲良くしてくれる子だった。
ずっと泣いた。静かに。
そのとき、目の前に何かがあった。レイが、お花を持っていた。私がいつも、その子とつんでくる花だった。いつも部屋にいるレイが、わざわざつんできてくれた。それが嬉しかった。
ちなみに今でも、つんできてくれる。
だから私は、ついていく。














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。