廉side
今日はメンバー皆であなたの病室に行く。
最近はテレビの番宣が落ち着いたから前よりもゆっくりできる。
あのことを言うとあなたは絶対気遣うだろうから
秘密にしておいて何も知らないことにする。
後で看護師さんに聞いてみよっかな…
人見知り発動してたほうがこっち的には嬉しいんやけどな
まぁそれは置いといて…
あいつ、あなたのこと殺す言うてたけど
あなたの周りの人にもなんかしそうなんよな…
セクゾ、ストスノ、WESTさんかぁ…
どう対策すればええんやろ
医者 「失礼します。
あ、皆さんお揃いで」
医者 「えーと早速お話よろしいでしょうか?」
医者 「神山さんは手術が成功したためまたダンス等も出来ます。
検査の結果も異常ありません。なので今日退院できます」
医者 「荷物の準備をしている間に少しお話したいのですが…」
医者 「ではこちらへ」
俺は医者からの話を聞くために別の部屋に行った。
今あのこと聞いてみよ
医者 「神山さんは後ろからの行動が少しトラウマになっているかも知れません。
なので出来るだけ後ろから何かする等はお控えください」
バックハグとか辞めろってことやん
えぇ…辛いわ…
じゃあヤる時もバックあかんの?あかんよな?
あかん、地味にメンタル来てるわ
医者 「はい、何でしょう?」
そして本題に入り、あいつの写真を医者に見せる。
これであいつが病院に来たか分かる…
医者 「すみません、余りよく知らないのですが新メンバーさんですよね…?」
医者 「いやぁ…ちょっと分かりませんねぇ…
受付でお見舞い来てくださった方の名前を保管してあるので言ったら探してくれると思います」
医者 「いえ
では戻りましょうか」
病院には来てない…
じゃあなんであの音声撮れたんや…
あー謎すぎて分からん!
医者 「いえ、無事に退院できて良かったです」
医者 「ではお気をつけてお帰りください」
医者に軽く挨拶をして病室の外に出る。
受付行かなあかんから…
皆と別れてあいつが病院に来たかさぐる。
でも来てたらあいつの表情とか変わってる気がすんねんけど…
受付 「少々お待ちください」
受付の人が奥に戻って僅か数分後
受付 「渡瀬さんという方は来ていませんが…」
あいつ来てへんの…?
ならどこであの音声撮ったんよ!
内緒とか言って本人は教えてくれへんし…
なんなんほんま…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。