第52話

月夜柚ちゃん‪✕‬玄弥
318
2020/07/30 12:09
月夜 柚
月夜 柚
ッハァ…ハァ
私は木の陰に隠れながら肩で息をしている
必死に呼吸で止血を行うが血は流れ続ける
月夜 柚
月夜 柚
(このまま隠れてやり過ごすなんて時間の問題…)
早く終わらせないと!
私が刀を持ち直そうとした時
ザンッ
大量の針が私を襲い一瞬反応が遅れた
月夜 柚
月夜 柚
っあ゙
右手足に針が突き刺さり貫通する
その衝撃で刀が弾かれる
月夜 柚
月夜 柚
(しまった!)
時すでに遅し
見ぃつけた♡
鬼は血鬼術で針を作る
私はちらりと刀の場所を確認する
月夜 柚
月夜 柚
(遠い…!)
さらにこの怪我
とても一息で届く距離ではない
じゃあな!
容赦なく針が飛んでくる
月夜 柚
月夜 柚
(もうダメだ…)


しかしいつまで経っても痛みは来ない
恐る恐る目を開けると鬼の腕が吹き飛んでいた
それから聞いたことある声がした
??
すまねぇ遅くなった
月夜 柚
月夜 柚
玄弥さん…!
玄弥さんが銃を構えて立っていたのだ
チッ先にお前を仕留めてやるよ!
鬼はさっきとは比べ物にならない量の針を飛ばす
月夜 柚
月夜 柚
玄弥さん!
私は思わず叫んでしまう
しかし針は玄弥さんに1本も届かず散り散りになる
なっ…
次の瞬間鬼の頸が飛んでいた
玄弥さんは銃をしまい、私に駆け寄る
不死川玄弥
不死川玄弥
だ、大丈夫か?
月夜 柚
月夜 柚
うん、こんぐらいなんともっ…
私は立ち上がるが傷に痺れが走り木にもたれかかってしまう
不死川玄弥
不死川玄弥
…ちょっと見せてくれ
玄弥さんは私の傷を確認する
不死川玄弥
不死川玄弥
多分毒があの針に含まれてたと思う…
玄弥さんはすぐに布で縛って止血する
不死川玄弥
不死川玄弥
すぐに蝶屋敷に運ぶ
玄弥さんは軽々と私を抱き上げ走り出す
月夜 柚
月夜 柚
えっちょっ、私重いよ?
不死川玄弥
不死川玄弥
このぐらい大丈夫だ
不死川玄弥
不死川玄弥
それより痛かったら言ってくれよ
玄弥さんはどんどんスピードを上げる
不死川玄弥
不死川玄弥
ごめんな俺がもっと早く来ていれば…
優しい声音で、でも目は真っ直ぐ前を見ている
痛みで朦朧とする中、何故か胸が高鳴る
こんな状況なのに何を考えてるの!
でも自分の顔が熱を帯びているのかはっきりわかる
私はその想いを掻き消すように玄弥さんの肩をぎゅっと握る




胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
__あと少し遅れていたら手遅れだったかもしれません
しのぶさんに診てもらいそう言われた
今更ながら凄く驚き、同時に玄弥さんが来なければどうなっていたか…と顔を青ざめる
病室のベッドに横になっていると玄弥さんが来る
不死川玄弥
不死川玄弥
大丈夫だったか?
私はしのぶさんから言われたことを伝える
月夜 柚
月夜 柚
ありがとう本当に
私は改めてお礼を言う
不死川玄弥
不死川玄弥
いや、別に…
玄弥さんは頭を掻く
照れてるの…かな?
そういえば私玄弥さんに抱えられて…/////
玄弥さんと目が合うとぶわっと顔が熱くなる
玄弥さんも真っ赤になる
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
…2人して何茹でダコみたいになってるのですか
いつの間にかしのぶさんが見ていた
月夜 柚
月夜 柚
ナ、ナ、ナ、ナンデモナイデスヨ
不死川玄弥
不死川玄弥
ジャ、ジャアオレハコレデ
月夜 柚
月夜 柚
ウ、ウンアリガトウ
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ










閲覧ありがとうございました!
虹夢さん大っ変お待たせしました!!
こんな感じでよろしいでしょうか…?
私的に最後のカタコトの2人が好き笑

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