私は木の陰に隠れながら肩で息をしている
必死に呼吸で止血を行うが血は流れ続ける
早く終わらせないと!
私が刀を持ち直そうとした時
ザンッ
大量の針が私を襲い一瞬反応が遅れた
右手足に針が突き刺さり貫通する
その衝撃で刀が弾かれる
時すでに遅し
鬼は血鬼術で針を作る
私はちらりと刀の場所を確認する
さらにこの怪我
とても一息で届く距離ではない
容赦なく針が飛んでくる
しかしいつまで経っても痛みは来ない
恐る恐る目を開けると鬼の腕が吹き飛んでいた
それから聞いたことある声がした
玄弥さんが銃を構えて立っていたのだ
鬼はさっきとは比べ物にならない量の針を飛ばす
私は思わず叫んでしまう
しかし針は玄弥さんに1本も届かず散り散りになる
次の瞬間鬼の頸が飛んでいた
玄弥さんは銃をしまい、私に駆け寄る
私は立ち上がるが傷に痺れが走り木にもたれかかってしまう
玄弥さんは私の傷を確認する
玄弥さんはすぐに布で縛って止血する
玄弥さんは軽々と私を抱き上げ走り出す
玄弥さんはどんどんスピードを上げる
優しい声音で、でも目は真っ直ぐ前を見ている
痛みで朦朧とする中、何故か胸が高鳴る
こんな状況なのに何を考えてるの!
でも自分の顔が熱を帯びているのかはっきりわかる
私はその想いを掻き消すように玄弥さんの肩をぎゅっと握る
しのぶさんに診てもらいそう言われた
今更ながら凄く驚き、同時に玄弥さんが来なければどうなっていたか…と顔を青ざめる
病室のベッドに横になっていると玄弥さんが来る
私はしのぶさんから言われたことを伝える
私は改めてお礼を言う
玄弥さんは頭を掻く
照れてるの…かな?
そういえば私玄弥さんに抱えられて…/////
玄弥さんと目が合うとぶわっと顔が熱くなる
玄弥さんも真っ赤になる
いつの間にかしのぶさんが見ていた
閲覧ありがとうございました!
虹夢さん大っ変お待たせしました!!
こんな感じでよろしいでしょうか…?
私的に最後のカタコトの2人が好き笑
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!