廉side
紫耀が亡くなって、お葬式も終わって、俺はどうしていいかわからなかった。
悲しむ暇もなくて……
そして、紫耀先輩が言っていた、手紙を見ることにした。
そう言って俺は家を飛び出した。
すぐ、優太先輩のところに向かった。
俺たちは、やっと一緒になれた。
ずいぶん遠回りをした。
寄り道もたくさんした。
ゴールが見えなくて、お互いもがくことも沢山あった。
でも、そんな中で、助けてくれる人がいた。
俺たちは、その後すぐに結婚式を上げた。
結婚式と言っても、人を呼ぶわけでもなく、2人だけで、愛を誓った。
俺の指には2つ指輪がある。
1つは、紫耀先輩の手紙に入っていた指輪
もう1つは、優太とこれからの未来を誓った指輪
2つとも無くせない。
2つとも俺を幸せにしてくれた指輪だから。
next……
♥️と⭐️よろしくお願いします!
ヨロ(`・ω・´)スク!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!