廉side
あれから1年たった……
今は、優太と楽しい日々を送ってる……
俺たちは、こうやって定期的に紫耀先輩のお墓に行くようにしている。
〜紫耀のお墓〜
すると、雨が降っていた空が晴れ、虹もできた。
“まるで紫耀先輩が笑ったかのように”
俺たちは、手を繋いで帰った。紫耀先輩に、見せるために。幸せを見せるために……
俺たちは家に帰って、引越しの準備をした。
俺たちの新しい家は、ここから少し遠いので、今みたいに、紫耀先輩のところにきさ行く回数が少なくなってしまう。
しかし、月に1回は必ず行こうと思う……
俺の大切な人やから……
そう言って立ち上がった瞬間、俺は足元にあったダンボールにつまづき、優太に床ドンしてしまった……
俺たちは、引越しのことなんか忘れ、キスをした。お互いの愛を確かめるために……
甘くて、一生忘れられないくらいのキスをした。
そして抱き合いながら寝た……
next……
♥️とさん⭐️よろしくお願い!
よろしく。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!