ぶんけいside
さっきからあーずーはずっとよっちさんと喋ってばっか。
別になんともないやん?なんでこんなにモヤモヤしとるんだろ。
モヤッ、、あーずーが他の男の人とLINE交換するのみたくないって気持ちがどこかにある。
そんなんあーずーの勝手で、僕は何も言えんのに。
あぁ、心で思ったことを口に出してしまったやん。。
自分の顔が赤くなってる気がして、顔を横に向けた。
[家に着いてから]
そんな顔でこっち向いてくるのは反則やん。
このあーずーのキョトンと問いかけてくる顔をいつまでも眺めたい気分になった。
あーずーのイジワルが始まった。いつも僕がイジワルしとるからいつもとは立場が逆。
嫉妬したなんて言ったら、今までの関係壊れちゃうし。。
あーずーの顔が赤くなってるのは気のせいだろうか。
なんで当てるねん!大正解だわ。
もうこれは素直に言うしかない。
ヤバイ、顔めっちゃ熱いわぁ
そんな事言わんといて、理性が保たれへん。。
(トコトコ)
←@小豆がぶんけいのところまで移動する
〈ギュッ/////〉
←ぶんけいが@小豆を抱きしめる
あぁ、何やっとるんだ僕。
せっかく友達以上恋人未満を保っとったのにぃ。
そう言うあーずーの顔が今にも火照りそうなくらい真っ赤なのは言わないであげとこ。
「ぶんけいの嫉妬」 終わり。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!