第3話

スタートダッシュPart2*出会い
199
2019/01/04 10:19
ピーンポーン
みや
みや
はいはーい!ちょっと待ってね〜
ガチャ
みや
みや
おー!テオくーん!いらっしゃ〜い
テオくん
テオくん
おう
俺は作業後で木の匂いがプンプンしてたからみやに風呂を借りた。
テオくん
テオくん
ふぅ...風呂入ったらなんか落ち着いたな。
テオくん
テオくん
あ、着替え持ってきてないわ。みやに借りるか〜
とりあえずパンツだけ履いてドアを開けた。
テオくん
テオくん
みや〜...って
???
???
す、すみません!
テオくん
テオくん
あ〜、うん
みや
みや
あっ!テオくんって、なんで裸なんw
テオくん
テオくん
裸ちゃうわwパンツ履いてるやろw
みや
みや
ほぼ裸でしょwww
テオくん
テオくん
www
テオくん
テオくん
あ、ところでそこの子だれ?
みや
みや
あー!そうそう!紹介しないとね〜
みや
みや
ほら、じんちゃん
じんたん
じんたん
はじめまして!俺、じんっていいます!!
み、みんなには、じんたんって呼ばれてます。みやはちがうけど…
今日はシェアハピの動画に誘われて来ました!よ、よろしくおねがいします!
やけにテンパっている彼は「じん」と名乗った。どうやら人と話すのはあまり得意ではないらしい。繊細そうな彼を驚かさないように優しく話しかける。
テオくん
テオくん
俺、テオくんっていいます!俺も君と同じでシェアハピの動画の協力者として来たんだ!よろしく!
そう言って俺は手を差し出した。すると、彼は目をキラキラさせて俺の手を握った。彼はとにかく笑顔が素敵で、誰もが彼の笑顔の虜になるような、本当にそんな感じだった。
じんたん
じんたん
ねぇ、テオくんって呼んでいい?
テオくん
テオくん
もちろん!じゃあ、じんたんって呼ぶね
じんたん
じんたん
えへへ ありがとう
みや
みや
おーおー、いい感じじゃんお二人さん!それに、じんちゃんがこんなにニコニコして話してるなんて珍しいじゃ〜ん
じんたん
じんたん
すごく優しいから///
テオくん
テオくん
ありがと!
みや
みや
よーし!じゃあシェアハピ撮るぞー!
テオくん
テオくん
はーい!
じんたん
じんたん
はーい!
それから、もう1人来てシェアハピの動画をみんなで撮った。それからみんなで飯を食いに行った。
みや
みや
じゃーなー!
テオくん
テオくん
うぃーす!
じんたん
じんたん
じゃあ俺も...
テオくん
テオくん
あっ!じんたん!ちょっと待って!
じんたん
じんたん
テオくん?どうしたの?
テオくん
テオくん
あ、あのさ!連絡先交換してくれないかな?
じんたん
じんたん
え、あ、うん。いいよ
テオくん
テオくん
ありがと!!
テオくん
テオくん
じゃっ!
じんたん
じんたん
うん、またね!
帰ってから、何故か俺は、じんたんのことが頭から離れなかった。たった1日を一緒に過ごしただけ。ましてや今日会ったばかりの人のことがこんなにも気になるのは初めてだった。そうして、考えているうちに俺は気付いたんだ。
あ、たぶんお前だ。

プリ小説オーディオドラマ