第14話
episode.9
スニョンが来て1ヶ月、今度は練習生の中で飛び抜けて背の高い男の子が来た。
🐶「97line4月生まれのキム・ミンギュです!」
クールな子かと思ったら……
Dくん「ミンギュ、服に米くっ付いてるけどㅋㅋ」
🐶「え!ホントだ!」
Aくん「ミンギュ頼んでた炭酸は?」
🐶「どうぞ!」
Aくん「うわッ!!吹き出てきたんだけどッ!!!!!」
などなど、動けば動くほど残念イケメンのミンギュ。
あなた「大丈夫??」
🐶「……えっと、?」
あなた「私は95lineの橘あなただよ。」
🐶「あなたヌナですね!僕のことはミンギュと呼んでください!!」
あなた「うん、わかったㅎㅎ」
それにしてもしっぽが生えてるみたいに反応が分かりやすくてかわいいなぁ。
やっぱり、スニョンといい年下で慕ってくれる子を見ると弟といる気分になる。
無意識に座っているミンギュの頭の上に手を置いて撫でた。
🐯「あ〜!ヌナ浮気してる〜!!」
あなた「スニョアなんてこと言ってるのㅋㅋ」
🐯「俺も撫でてよ〜。」
と擦り寄ってくるスニョアを軽くあしらった。
🐯「むぅ…ヌナひどい!」
あなた「拗ねないでよ、ごめんね?」
ムスッとした顔のスニョンの頭も撫でてあげて場を収めた。
すると私のジャージの裾を引っ張ったミンギュ。
あなた「ん?」
かわいいミンギュに首を傾げて微笑む。
🐶「ヌナ、ありがとう」
その言葉の意味をまだ私は知らなかった。