Natsu side
仕事の空き時間。
いつものようにスマホを見ていると―
見事にスマホを顔の間に入り込んできやがった。
器用か。
俺と慧人は付き合っている。
"付き合っている"ということで、ある程度のラブラブ感はあってほしいところだ。
なのに―
付き合う前と付き合った後の差があまり感じられない。
ちょっと愛情表現が増えたくらい?
元々慧人がくっついてきてたからなのか…
…俺はもっとあってもいいと思うのに。
あら。(あらとは)
慧人から誘うなんて珍しい。
めっっっちゃ喜ぶじゃん笑
お?
えーと、イコール…
なんて可愛いんだこいつは。
う、上目遣い…
お前そんなのどこで習ったんだ、教えろ。
こんな可愛くお願いされたら即答でOKでしょ、誰でも。
ラブラブ感がないとか言ってたけど…
全っっっっっ然そんなことなかった。
.
恋人には簡単に負ける堀夏喜でございました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
作者の夏華です。
作品名を「ラブラブですが何か?」に変更しました。
短編ということでラブラブ感満載にしたいと思い…
これからもよろしくお願いします!