しのぶside
それは、任務の帰りのことでした
ふと、鬼の気配がし斬るためにそちらへ向かうと1人の少女がいました
後ろから声をかけ、少女が振り返るとその顔は伊之助くんにそっくりでした
少々、それに驚いてしまいましたが…彼女は伊之助くんや炭治郎くんが最近言っていた子でしょうか?
ですが、気配は鬼…彼らはそんなことを言っていなかったはずですが…
とぼけても無駄ですよ
さ鬼と人間では気配が大きく違いますから
この言葉を彼女は否定した
そして、鬼狩りは悪い奴らだと
たしかに鬼から見れば悪い奴でしょうが…かなりひっかかる言葉がありますね
良い鬼、悪い鬼…彼女の基準がズレていると思ったのですがそれも違うようですね
父様が…ですか…
気になることもありますし、彼女は禰豆子さんのような鬼…つまり、人を喰らっていない鬼
彼女との間を詰めようとした時…
琵琶の音が響いて、彼女の姿は消えていた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。