NOside
鬼殺隊員である嘴平伊之助は店から出ていく自分とそっくりな女を見ていた
喋り方、目元、性別
これらを除けば本当に瓜二つだろう
まぁ、今でも十分に似ているのだが
もう女は出て行ったが、女が横を通った時に鬼の気配がしたのだ
今はまだ日が昇っている
そのため鬼は外に出られないはず
言ってしまえば彼女は日傘をさして行ったのだか
普段、任務で斬っている鬼とは違う気配
禰豆子のような鬼の気配
当たり前といえば当たり前だろう
なぜなら、彼女は完全な鬼ではなく人を喰らっていないため
店主の声が届かないほど考えた伊之助
プシューと音を立てて頭から湯気が出た
考えすぎだ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!