⚠️67話「幻想的な謎」での1番最初のシーン、、
スマホスタンドが立てられてましたよね🤭
(伏線です。覚えていないという方は、ぜひ67話をもう一度ご覧ください!)
頬を伝う涙を拭うことを忘れてしまうほど、目の前で起きている出来事が把握できず立ち尽くす。
やば、、足が、震える。
思わず腰が抜けてしまい、
視線はスマホの画面に釘付けになりながら、後ろを確認してソファへ腰掛ける。
そこで俺は気がついてしまった。
画面の中で俺が座っているソファ、部屋、
飾られている絵画の位置。
全てがこのリビングと一致している。
同じ場所だ。
画面の真ん中に上手く収まっている俺は、膝に手をつき、その手は心無しか震えている。
金髪のパーマがかかった髪の毛と、
今と部屋が変わっていないことから、
この動画は多分、大学時代の頃だと分かった。
撮った記憶はないのに、どういうことだ?
画面の中の俺は誰?
そんな問いに答えるかのように、動画は淡々と再生された。
遺書、、?ジョングクに見せる?
「遺書代わり」という不吉な言葉を言っているにも関わらず、画面の俺は幸せそうな顔をしている。
突然ソファから立ったと思うと、スマホを持ってどこか別の場所へ歩き始めた。
この扉、、もしかして寝室?
スマホの視点は乱暴に運ばれているから最悪で、俺の顔下アングルがいっぱいに広がっている。
ガチャ__________
視点が開けた先に映ったのは、見慣れた寝室だった。
すたすたとベッドへ近づいていくと、布団が不自然に盛り上がっている。
画面の中の俺は、優しく微笑みを浮かべながらその布団へ手を伸ばした。
ばさっ、
そこには、天使がいた。
天使のような寝顔を浮かべた、チョンさんが。
チョンさんの寝顔を映しながら、びっくりするほど柔らかく、甘い俺の声が飛んでくる。
その白潤の身体をもう一度、漆質の布でふんわりと隠す。
すぅ、すぅという可愛らしい吐息を背景に部屋を後にし、さっきと同じリビングへ戻ってきた。
そう話す顔は強張り、唇もかすかに震えている。
その時の光景を思い出しているのか、儚く消えてしまいそうな笑みが、浮かんだ。
少しだけ、瞳は水分を含み始めている。
















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。