雄登side
海の日から1週間後の日曜日
俺は父親に呼ばれた。
父「雄登ー、ちょっといいか」
父「ここ座れ」
お母さんも妹も真剣な顔をして座ってる
父「実は、、」
父「引っ越すことになった。」
母「お父さんの仕事の都合でね。」
母「東京から離れることになったの」
父「大阪」
電車で2時間程度...
俺、これからあなたに会えないのか?
母「あなたちゃんにもちゃんと伝えてね」
母「小さい頃から仲良くしてもらってるんだから」
まこは妹
妹「私は賛成」
妹「大阪楽しそうじゃない」
妹「でも、あなた姉ちゃんに会えないの寂しいな」
母、父「え...?」
父「分かってる。分かってるけど流石に東京で1人にはできない」
母「ごめんね?」
あなたに言わないと。
メッセージで伝えようとした。けど言いかけて手が止まってしまった。
今の俺には言う事が出来ない。
頭の中が真っ白。。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。