次の日
俺は1人で学校に来た
「なぁなぁ見ろよこれ」
「うわ〜那須のやつやるなー」
「だな!これぞまさに青春ドラマだ!」
なんか、教室が騒がしいみんな那須って言ってる
「あ!那須だ」
シーン
「お前これ見ろよ」
俺は1枚の紙を受け取った
そこには
那須とあい喧嘩!?
付き合ってるのか!?
破局寸前!?
と、書いてあったもちろん写真付き...
なんだよこれ週刊誌かよ。
「お!彼女のお出ましか!」
「那須の!」
おい!
―――あなたside―――
私は紙を見てしまった...まさか那須とあいちゃんが付き合ってたなんて...
泣きたいよ...告る前から振られてんじゃん私
―――藤井side―――
那須嘘だろ!俺はお前にあなたちゃんを渡そうとしたのに!俺が決心したのに変なことを起こすなよ!
はっ!あなたちゃんは?
いた!...落ち込んでる...
スタスタ
ギュ
教室中が那須に気を取られてるいる間に俺はあなたちゃんと教室の隅で抱き合ってる...きっと誰も見てない...と思ってたけどまさかあいつに見られてたとは...
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。