カメラには私がキヨくんの頭をポスッと叩くところが
若干映った
ごめんね、キヨくん
視聴者に私がデレデレしたところを映したくない
だけなんだけどさ
いつも通りに話そうと平然を取り繕ってるだけ
なんだよね
キヨくんはやっぱいつも通りだけど 。
まさかもう言うとは思わず、顔が熱くなる
それに加えてキヨくんが笑いながら私の肩を組むか
ら余計だ
照れんな、今は絶対照れんな自分、
やばいな、ふざけようとしてるのに上手く話せない
どうしよう、、、
忘れてた、今の顔大丈夫だったかな
キヨくんは私の異常に察知したのか、さっきよりも
展開を早く回してくれている
こうゆうところで惚れるんだよな、
ky side
あなたが話しづらそうにしていたのを何となく感じ
た俺は、質問を募集したという嘘をちゃっかりつい
てしまった
まあ、許してくれよ
悪いことは聞かないから (フラグ)
__こうして恐怖の質問コーナーが始まったのだった
▶1166文字
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。