重岡side
周りが明るくて目が覚めた
隣に寝てた神ちゃんは居なくて、部屋中にええ匂いが広がってる
確かに、携帯開いてみたら
朝の10時
テーブルについて、神ちゃんが作ったフレンチトーストを眺める
やっ、さっすが神ちゃん!
バリ美味い!
「ありがとう」と言わんばかりの笑顔を見せてくれる
頬が赤らんで、照れとるのを隠すように
と、フレンチトーストを頬張る
やったぁ!
神ちゃんと念願のお買い物デートや!
↑
勝手に言うてるだけ。笑
出かける準備等を終わらせて、神ちゃんの車に乗り込む
神ちゃんの運転する横顔。
いつもとはギャップあってかっこええ、
普通に惚れるわ
昨日のこと、考えてくれるかな
なんて思ってたら、車が停る
何軒か店回って、俺がよく行ってる店見つけた
白いTシャツを手に取って俺に被せる
店員「ご試着してみてはいかがでしょう?」
店員に勧められ、試着室に入る
試着室、結構広くて
神ちゃんも入ってきた
広いとは言っても2人が入ったら、結構きつい
や、恥ずいねんけど笑
告った人の前で、服脱ぐとか、
あかんあかん、何も考えるな
脱いだ服を渡そうとしたら、
神ちゃんが俺の腹に手を当てて言った
ちょっと冷たくて、柔らかい手がお腹に触れる
そんな、純粋な目で見てこんといて、!
早々とTシャツを着る
照れんな、笑
Tシャツ見つける前に選んでだズボンを取り出す
え、俺神ちゃんの前で、ズボンも脱がなあかんの?
キラキラした目に負けてしまった
ささっと脱いで着れば!
そう思って、今履いてるズボンを下ろす
ズボンを手渡され、足を通す
焦ってたせいか、
足がつっかえてバランス崩した。
転ばんように、壁に手ついたら
目の前に神ちゃんが居って、
壁ドンみたいになった。
すぐ離れて、ズボン履き直す
あかん、俺ヤバいやつや。
猛スピードで元の服きて、試着室を出た
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。