今日は、メンバーで集まろうってなって
俺の家でパーティすることになった
ついにメンバーに自宅公開やで笑
それぞれ持ってくる担当決めて、
俺は、開催場所俺ん家やから、準備するものは特にないねんけどな
メンバーが続々と集まってきて残りは神ちゃんだけ
"ピンポーン"
あっ!来た来た!
手を合わせて謝る神ちゃん
腕を掴んでリビングまで連れてきた
もうお鍋が用意されててあとは食材入れるだけやった
けど、神ちゃんは食材らしいものを持ってなくて、濵ちゃんも察したんやろうな
ほんまに焦ってたんか、食材を家に置いてきてしまったらしい、
んでなんか、効率ええから手分けして行くことになった
兄組、ツイン、俺と神ちゃん
みたいな組み合わせで、
俺らは飲み物とかお菓子とか任された
スナック菓子選んでて、ポテチかじゃがりこ
お互い違う方選んだからふたつとも買っちゃえ!笑
レジ並ん出る時に商品棚の隅にあったグミが目に入った
そーいや、これ神ちゃん好き言うてたよなー
好きな人の好きな物って覚えてまうやん?
俺らの順番来たらしくてレジに向かう神ちゃんのカゴにそのグミ突っ込んだ
ちょっとびっくりしてる神ちゃん
そっからすぐ首振って
って言う
ほんまに可愛すぎんねん
お会計待つ顔とか
全部愛おしく見えるよな、ほんま
会計済んで、店出る
近くやから歩きでええかとか思ったけど、やっぱ寒い
神ちゃんなんかうっすいロンティ着てて、見てるだけで寒い
ほんまは寒いくせに
肩縮めて歩き出す
俺が着てた上着被せる
まぁ、それくらいしかできへんし
ちょっとびくっとして俺の方見る
荷物持ってない方の手で上着抑えながら言う
決まったぜ、俺✨
こんなん神ちゃんに聞かれとったらおしまいやけどな笑
俺の方見ながらにこって微笑む
また射抜かれた気するわ
なんやかんやしてるうちに俺ん家に着いた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!