アキト「うん、実は」
アキト「僕がココに来た中1の時、ココに呪霊は1匹もいなかったんだ」
アキト「あのに、最近になって急増したんだ」
アキト「ちょうど…1週間くらい前」
あなた「1週間前…」
あなた「なんか特別なことでもあったの?」
アキト「いや、ないはず」
アキト「基本ホワイトだからこんなに呪霊がいるのにびっくりなんだけど」
あなた「分かったわ」
あなた「やってみるけど…」
あなた「他に情報は?」
あなた「“情報のアキト”でしょ?なんか情報あるよね?(圧)」
アキト「うん…。」
アキト「この呪霊、多分全部見たけど、」
アキト「女の呪霊しかいない」
あなた「は?女?」
アキト「そう。地下室から全ての会議室まで、全部調べた」
アキト「けど、男の呪霊はいなかった」
あなた「なるほど?」
あなた「呪霊が女に絞られる理由…」
悟「なぁ、」
悟「アキトがあなたを呼び出した形なら俺は要らねぇじゃん」
悟「なんで俺を連れてきたんだよ」
あなた「ん?悟もこういう仕事見といた方が良いと思って」
あなた「私、悟のお母さんからよろしく頼まれてるから」
悟「チッ、俺が来る意味ねぇじゃん」
アキト「ゴジョウ様は案出してくれないんですか?」
悟「その呼び方辞めろ」
悟「悟様と呼べ」
アキト「えー、姉さんには呼び捨て許可してるのにー!」
悟「てめぇには許可しねぇよ」
アキト「えー?好きな人以外には厳しいねぇw」
あなた「女限定?男がトリガーとなっている可能性があるな…でも女達の醜い争いって事も……ブツブツ」
アキト「全然聞こえてないw」
アキト「姉さん、姉さん!」
あなた「んぁ?何?」
アキト「ひとまず見学というテイでラジオ局一周しよう」
あなた「……ええ、そうね」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!