ダンス始めたんだ。
知らなかった。
と言い、照れる先輩。
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ほとんどの乗客が降り、
電車に乗ってるのは、先輩と、数人だけになった。
お腹すいたな、
今日の夕飯何かな。
お兄ちゃん、何してるかな。
明日のテスト、大丈夫かな。
汐恩、ちゃんと帰れたかな。
そんなことを考えていると、眠気が襲ってきた。
ガタン、ガタン、ガタン、ガタン、ガタン、
眠い。
ものすごく、眠い。
目を開けていられたのは、数秒の事
私は、あっという間に深い深い夢の中に
落ちていった。
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あなたちゃん、久しぶりに見たけど
痩せてたな。
ガリガリやん、
ちゃんと、ご飯食べとるんかな?
俺、妹いるから分かるんやけど、
年頃だから、ダイエットとか?
寝てる。
相変わらず、顔は整ってる、、、。
寝ぼけてる。
やっと起きた。
ドアが閉まります。
ドアが閉まります。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。