やっぱり、先輩は
居なかった
毎日、先輩と
学校に行ってたから
一人で行くのが、
ちょっと寂しい
学校に着くと、先輩が居て
と、声をかけられたが、
無視されて
トンっ
少し肩が当たっただけでも、
意識しちゃって照れてしまう
ガッシャーン
ぱっ
二人同時に取ろうとして
手が当たる
落ち着けぇぇ~
大丈夫、大丈夫
キーンコーンカーンコーン
店長「あっ汐恩君だよね」
店長「あなたちゃんから
聞いたよ、これからよろしくね」
店長「これ制服、奥に着替える
所あるから、着替えてきな」
どこだ、ここか
ガチャ
バタンッ
ヤバいだろ、今のは
完全に、嫌われた
死んだな、マジで、
死にたい
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!