第89話
上手くは… いかないⅲ
そんな風に火照った身体は、反応が速く…
お互いの手で、勢いよく全てを剥ぎ取られ…
ほんの少しだけ触れられただけなのに、
最高潮に身体は疼き…
自分が何を言ってるのかなんて解らないっ///
身体が欲するままに制御されていく…
こんなにも、本能のまま 誰かを求めたのは初めてで…
身体が熱い…
収まらない勢いのまま…
私たちは、、、果てた…
その、あまりの勢いに…
ふたりとも、グッタリとベットへ身を預け…
ハァ… ハァ… ハァ…ハァ…
ハァ… ハァ… ハァ… ハァ…
ふたり分の上がった息だけが、
静かな部屋に響いていた…
腕枕で、、、私の髪を そっとさする廉…
その まったりと流れていく時間は…
ふたりに先が無いなんて思えないほど…
仰向けでプールに浮いている様に…
ゆったりと身を任せていた感覚の私は、
期待していない約束があるコトを無視していた…
なのに…
,
ばっ!!! っと顔を上げると、
廉の微笑みが、優しくて…
,
こんな自分が、誰かの糧になれるなんて…
そんなコト、、思ったこと無かった…
だから…
私は嬉しさを全面に廉の身体に押し付けて、
抱きついた!
廉はまた、私に覆い被さると…
その軽いキスから、
今度はゆっくりと…
肌を重ねていった…