第6話
楽屋でⅱ
そんな前日の出来事なんて、流星に話せる訳ないよねっ💦
肩に回った流星の腕が、グィ!! っと私を抱き寄せ、
流星の柔らかい唇が、重なった!
抵抗するも、後頭部まで回った流星の掌のホールド力には なかなか勝てないッ!!
流星の胸あたりを力いっぱい押し返すと、私はソファーに倒れ込み、やっと離れた。
キッ!! と睨みつけ、流星が怯むのを期待した。
なのに…
さっきまで オレオレだったくせに、
急にセツナい顔をする。
そんな綺麗すぎる まなざし…
ずるいよ…
なんで… 分かるの…?
私、、、弱音 吐いた覚えないのに…
もしかして、望から聞いたのかも…
そうであって欲しい。
私の心は、そんな風に思っていた。
じゃなきゃ、私…
そう言いながら、ジリジリと迫ってくる流星!
私はソファーの端で行き場をなくした!
兄妹じゃないなら…
どうするって言うのっ💦
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ある日。
私たちが、雑誌撮影の後で帰り支度をしていた時のことだった。
そのまま、パパが運ばれた病院まで行くと…
ジャニー パパ
「 Youたち来てくれたのかぁ〜w 」
意外と元気なパパの姿に、一同ホッとした。
でも その日。
私は、知らなかった事実を聞かされる事となった。
ジャニーパパ
「 Youたちは、全員… 本当の兄妹ではないんだ… 」
「 いつか話さないといけないと思っていたけど… こんな形になってしまって、すまない。 」
お兄ちゃんたちは みんな、施設で育ち、パパの養子になったと説明された。
「 だから… あなた?、、、お前だけだ。本当のマイベイビーは。」
パパが亡くなってから、ずっと心に つっかえていた。
私の家族は… もう、、、いないの…?
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ジリジリと、ソファーの上で迫ってくる流星には、私の声は届かないみたい💦
まるで床ドン状態!
流星の顔が、真上に覆いかぶさった!
唇の柔らかさとは裏腹な強引さ!
でも、そんなキスが流星らしいと思えた。
いつも私を助けてくれた流星兄ちゃん。
私がヤンキーに絡まれた時なんて、どっちがヤンキーなのか分からんほどのドス効かせてww
かと思ったら、私の手を引っ張って逃げて…
挙句の果てには、ふたりで迷子ってww
綺麗な顔で天然爆発させる、和ませ役の流星お兄ちゃんが大好きで…
ずっと、私だけのヒーローだと思ってた。
なのに…
服の中へと入り込んだ流星の指先が、
私の膨らみを刺激する!
だって…
久しぶりの刺激なんだもんっ💦