第4話
楽屋で
ふたりきりになった楽屋。
含み笑いで話し掛けてくる流星は、
Sっ気 ムンムンですっ💦
だって…
なんて、
ニヤけながら、わざわざ私の隣に移動してくるんです💦
で、、、
こんなイケメンに、
隣に座るなり、肩組まれて顔覗き込まれたらっ!
誰だって、こうなるってっ💦
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ホントは…
酔うとすぐ眠くなっちゃう私は、いつもの様に望の膝枕。
え?なんで望なのって??
なんでだろう??
歳がいちばん近いせいか、小さい頃から望と遊ぶことが多くて
で、甘やかしな望兄ちゃんは、どんだけ大きくなっても、そこだけは全然 変わらなくて
そんな望兄ちゃんが、大好きで…
だから昨日も、打ち上げの席で酔った私は、
しれ〜っと、望の隣に座ってみせては…
っと、あくびをしたトロンとした目で、望を見た。
望のその一言を待っていた私は嬉しくて、
と、望が ポンポンと示した膝に、頭を乗せた。
昨日の望の膝枕は、ホント落ち着いて…
パパを思い出した。
だから、知らないウチに、涙があふれてきてて…
望は、そう言って、私の頬を拭ってくれた。
小さい頃から思ってたんだけど、望の声って不思議。
どこか暖かくて、どこか懐かしくて、
優しく包み込まれるような感じがするんだ。
だから…
やっぱり甘えちゃう。
その言葉と同時に、ギュッと望に しがみついたら安心して…
すっ…
あっと言う間に、眠りについた。