第3話
座席で
いつも通り、みんなより支度に手間取る私。
今日はマネに叩き起された訳じゃないのに…
まぁ、女子だから仕方ないよねっw
それに皆んなもう、それに対しては怒らないし!
って、甘えん坊な末っ子気質丸出しな私。
ゲッ!!!!!
望がバンに乗り込んだのが見えた。
ってことは…
隣の席じゃん💦
ヤダっ!なんかヤダっ!!!
私の後ろから来た流星。
コレだっ!!!
救いの神〜ww
バンの中では、「あなた♡、あなた♡」と、私に手招きしてる望。
あの人、完全にモードがオカシイ💦
半ギレされ、私はバンの中へと押し込められた!
ストンッ!と、座席に腰を下ろすなり、すぐさま身を寄せてくる望!
私の頭をクシャクシャっと撫で回す望!
結構必死で回避してるのに、望の腕とはリーチが違いすぎるっ!
避ける私を あざ笑いながら、髪クシャ攻撃が止まない!
私は反対側に体を向け、助けを求めた!
くいっ、くいっ…
イアホンをしてる流星に気付いてもらいたくて、袖を引っ張る。
助けを求めていた私に気づき、イアホンを外した流星が、コソコソと私に耳打ちをした。
それを聞いて発した私の言葉は…
振り向いた私に、勢いよく突きつけられた言葉に、
望は、ショックを隠せないと言った表情で私を見て…
ショボン…とした望。
「ゴメン」と言ってからの望は、モードがチェンジしたみたいに、大人しくなり、
その姿を見たら、なんか私が悪いことしたみたいに思えてくるほど。
わ、私、、、傷つけちゃったのかな💦
でも…
流星は、笑ってた…。