第48話
パジャマで撮影ⅱ
私…
変なコト、、、言っちゃったかな…?
智洋が、どうして見つめているのか、分からない…
けど…
視線…
逸らしたくない…
カメラマンさん
「 いいね… 手繋いでみて~ 」
手のひらを上に差し出す智洋…
私は、、その手のひらに自分のを重ねた…
また一段とライトが落ちる…
月の薄明かりに照らされ、浮かび上がったシルエット…
カメラマンさん
「 はい、オッケーッ! 」
その言葉で、はっ! っと我に戻り、
智洋の手のひらから、自分の手をサッと引き離した!
ボソっ…と呟くように、私の顔も見ないで智洋は去って行った…
なんだったんだろう…
でも、危なかった💦
智洋の瞳に、吸い込まれていく様だった…
なのに… あの態度…
思わせぶりって程ではないけど。
私はモンモンとしていた。
スタッフさん
「 次は… 崇裕さん・流星さん・あなたさんで! 」
「 簡単です! ベッド争奪ジャンケンです!」
その通り、
「 「 「 ジャカジャカジャンっ × 2 ジャカジャカジャカジャカジャンっ、イェイ!、」 」 」
「 「 「 ジャカジャカジャンっ × 2 ジャカジャカジャカジャカジャンケンポンっ!!! 」 」 」
カメラマンさん
「 はい、オッケーです! 」
カメラマンさん
「 めっちゃ楽しそうにジャカジャカしてたんで、イイの撮れてるよ!👍 」
スタッフさん
「 では最後… 」
スタッフさん
「 こっそり抜け出して… 」
スタッフさん
「 はい! 皆んなに内緒でイチャイチャです!」
カメラマンさん
「 大丈夫!兄妹なんだから、やらしくならないよ!👍 」
この人、👍で何でも解決しちゃう人だ…
オワタ…
カメラマンさん
「 おっ、それイイネ~ 膝の上に座ろうか!」
スタイリストさん
「 あなたさん 直します!」
えっ、どうして…?
スタイリストさんは私の前まで来ると…
おもむろにパーカのジッパーを下げ…
全開にした!!!
スタイリストさん
「 あなたさん、くびれが綺麗なんで… 」
「 イチャイチャなら、これくらいが素敵です!」
「 はい、お待たせしました~!」
その声に観念し、振り返ると…
照れた望が、、、ニヤついた💦