第16話

風邪
192
2023/10/06 08:00
翌日。キジバトの独特な鳴き声である「ほーほーっほほー」という鳴き声が聞こえてくる。
いくら周りを探してもいないのに、どこからか鳴き続けるあいつだ。
時々電線や木の上に止まっているが大抵すぐ飛んでいくので見た目もよくわからないあいつだ。

大体朝6時頃に鳴いてくれるので目覚まし代わりになる。
田舎限定の目覚まし時計だ。
6番目
…ん………あれ、ここ…って、そうだ僕孤児院にいるんだった……
6番目
なんか慣れないなぁ……。そうだ早く起きちゃったしあの子と話でもしてこようかな……
6番目
あの子起きてるかな……?でもお兄ちゃん起こすのもあれだし、いくだけいってみよっと
独り言をつぶやいた後寝間着から着替えて部屋を出た。
階段を降りると医者は違うところにいたようでリビングにはいなかったのでそのまま運動靴を持って外に出た。
外に出ると真っ先に出迎えたのが上りたての太陽。
咄嗟に眩しくて目を瞑ったが段々慣れてきたので目を細めながら昨日あの子がいた場所に向かう。
6番目
えっと……あ、いた!
???
ん?ってあれ、6番目?こんな朝早くから体操でもやるの?w
6番目
皆寝てて暇だったから起きてるかなーって
???
あはは、それで私のとこに来たの?
6番目
うん!
???
そう言われると嬉しいな〜!あ、そうだ。赤飯美味しかった?
6番目
赤飯ってやつなら美味しかったよ!君も来たら良かったのに。すっごく美味しいんだよ!!!
???
私も食べたことあるよ、赤飯!あれ美味しいよね〜!昨日はちょっと用事があったからいけなかったんだ、ごめんね〜
6番目
んーん!大丈夫!そんなことよりさ、君の名前……というか番号?は何番なの?君っていうより呼びやすいから!
???
あー…番号か〜………何番だっけ?えーっとね、たーしーか
???
___だったかな!
6番目
え、きこえな__
???
ほら、私のことはいいからさ!少し遊ばない?暇でしょ?
6番目
!!うん!遊ぶ!
???
了解!じゃあまだ皆寝てると思うから……そうだ!手押し相撲って知ってる?
話がコロコロ変わる人たちだ。あった数分で何回話が変わったんだ誰かこのマシンガントークを止める方法を教えてくれ多分おそらくきっと無理だろうけど
6番目
ておしずもう?あ、もしかして手だけでどーんってするやつのこと?
???
うんうん!そんな感じ!!やることないから6時半くらいまで一緒にやってよ!私強い自信あるよ!
6番目
あ、じゃあさじゃあさ!せっかくなら片足だけ〜とか、背伸び〜とかでもやってみない?
???
いーねそれ!じゃあさじゃあさ_____
などと縛り的なものを決め何分かしてから本命を始める。

やり方がいまいち分かっていない兄と数回やっただけの6番目VS6番目よりたくさんやってきたであろう自信たっぷりな女の子。
???
じゃ!はじめ!!
何戦か縛りも加え30分遊んだ結果、女の子


惨敗
???
………うそでしょ私あれだけでかい顔しといて!?w
6番目
やったー!!
???
あちゃー…まさか負けるとは………w
???
………あ、そろそろ時間だろうし、戻っといたら?
6番目
そっか〜ありがと!!また遊んでね!!
???
うん。バイバイ!
大体今の時間は6時30分。
大体2番目辺りが起きている時間帯だ。
医者もそろそろ朝ごはんでも作っているだろうから、家に入らないと。



すだれを潜り、靴を片付けに玄関に行くと医者とばったりあった。
最近このばったり多いよね。少女漫画でも引くレベルだよ。
医者
あれ、朝から外に行ってたのかい?
6番目
うん!朝起きちゃって暇だったから!
医者
あはは、確かに朝早く起きるとなにすればいいかわからなくなるよね
医者
と、そろそろ僕はご飯作りに行くから
6番目
わかった!
かるーい会話を交わした後、医者はご飯を作りに行ってしまったので6番目は先程やろうとしていた靴の片付けをしに玄関に行った
6番目
えーっと、確か…あった!じゃあここに靴を置いてっと…
6番目
よし!お片付け終わったしお医者さんのとこ行ってご飯作るの眺めてよーっと
どうも独り言が多いようでブツブツと喋りながらリビングに向かっていく。
リビングに近づくと味噌のいい香りがしてくる。おそらく味噌汁あたりだろうか?
6番目
おいしゃさーん!今日の朝ごはんな~に?
少し駆け足でリビングに向かっているであろう医者に向かって話しかける。
これで本人がいなくて別の子しかいなかったときの『キニシナイデ』感って半端ないよね。
そんなことより!医者が料理中で聞こえなかったのか、返事が帰ってこなかった。
まぁ多分もう一度話しかければ聞こえると思ったので先程よりももう少し大きな声で問いかけてみた。









































が、返事はなし。
6番目
あれ、いない
ちらりとキッチンの方を覗いたが医者の姿は見当たらなかった。
が、それで騒ぐわけもなく、昨日の一人部屋の件でここでは当たり前なんだ。みたいな考えになってきている。
6番目
ん〜料理はなんとなく作りかけっぽいし
6番目
ちょっと用事でもあったのかな!
なんとなく。というのは6番目の身長が足らず、精一杯背伸びをしても鍋の中が見えないのでなんとなくでしかわからないのだ。
6番目
……椅子にでも座って待ってよーっと!
足をフラフラとさせながら呑気に鼻歌を歌っている。
すっごい呑気だ。これでもかってほど呑気だ。
3番目 タネさん
あ、すみません。タオル取ってきて貰えませんか?
一番最初に降りてきたのは3番目。
階段からひょっこり顔を出したかと思えばタオルを取ってこいと言われたので若干戸惑った。
6番目
…?なにかこぼしちゃったの?
3番目 タネさん
あ、そういう訳じゃなくて…と、とりあえずそこにあるタオル2階までちょっともってきてもらいたいんですけどいいですか?
6番目
うん!全然大丈夫だよ!この引き出しの中にあるの?
3番目 タネさん
はい!そこの引き出しにあるはずなのでお願いします!
近くにある引き出しにタオルがしまってあるそうなのでいくつか引き出しを開けてタオルがしまってある引き出しを見つける。
見つけたことを報告すると3番目は少し大きい箱を両手に持って2階に行くことを伝え一緒に上がって行った。
3番目 タネさん
わざわざお手伝いさせてしまってすみません
6番目
ううん!全然大丈夫!それよりそれって何に使うの?
3番目 タネさん
え?あー、これですか。何に使う…風邪の時に使う…?でいいんですかね
6番目
風のとき…?
3番目 タネさん
体温計や頭痛薬とかの薬。氷枕があった方がいいらしいのでそれですかね?
3番目 タネさん
氷枕をそのまま使うと冷たいと思うのでタオルで包んであげるんですよ
6番目
あ、そっちの風邪かぁ…大丈夫なの?
3番目 タネさん
おそらく大丈夫だと思いますよ。今回も軽度の風邪っぽいので!
3番目 タネさん
でも早めに持っておくに越したことはないですね…急ぎますか?
6番目
うん!急いでお届けする!
3番目 タネさん
ふふ、頼もしいですね
3番目 タネさん
失礼しますね〜
医者
お、ありがとう。とりあえずその辺…床にでも置いといてくれるかい?
3番目に連れられた部屋は男子部屋。そこに入ると皆が集合していた……わけではなく、医者と1番目。それと5番目のみがいて、他の人達は別の所にいるっぽかった。どうやら3番目はお使いを頼まれてたらしい。
医者に言われた通りかごを床においたのでその上に被せるみたいに今持っているタオルを置いた。
医者
6番目もありがとう。手伝ってもらっといてあれだけど、うつってしまったら大変だから一階にいてもらっていいかな?
こう…こっちを見る暇もなく手を動かしてるから中々大変らしい。
6番目もそれを感じたらしく3番目と一緒にそっと扉を閉じておいたけど何があったのか気になりづぎて3番目にずっと問いただしてたよ良かったね。
3番目 タネさん
_____って感じなんですけど………伝わりました?
6番目
うん!1番目のお兄ちゃんが風邪引いて、お兄ちゃんがたいちょー?が悪いんでしょ!
3番目 タネさん
だいたいそんな感じですね
現在場所は一階のキッチン。3番目が身長が足りたとのことで朝食を作っている。
待ち時間などがあるためその時間を使って先程の出来事を詳しく説明していた。

まぁ要は6番目が先程行った通り1番目が風邪を引いてしまい、5番目が体調不良らしい。
一気に二人が体調を崩してしまうなんて運の悪いことで。
3番目 タネさん
あ、6番目さん。私が今からご飯よそうのでご飯机に運んでもらっていいですか?
6番目
これを机に運べばいいの?
3番目 タネさん
はい!ちょうど今よそったのでそのご飯持ってっちゃってください
6番目
はーい
と、こんな感じで3番目がご飯を作り6番目がその手伝いをする。の繰り返しでなんとかご飯の準備が終わった模様。
次は2番目と4番目探しだが一人部屋にいたのですぐ探すのも終わり今いる四人で食べ始める。
2番目
………に、しても一気に二人が……ねぇ
2番目
……病気の進行も早いわね
3番目 タネさん
あ、今この話は__
6番目
病気?
3番目 タネさん
……
2番目
あ………
4番目
………まためんどくさくなった……
朝食中に何気に重要そうなフレーズが2番目の口から出てきた。
もちろん6番目は聞き逃すわけもなく。今日は説明ばっかのめんどくさい日だこと。
2番目
………聞かなかったことに…
6番目
ねぇ2番目のお姉ちゃん病気って何?
2番目
………
4番目
自業自得。口が滑ったね
2番目
はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………
2番目のくそでかため息が炸裂したところで2番目が説明をしだした。
2番目
えーっとね………この孤児院、なんでこんな人数が少ないか分かるかしら
6番目
人数が少ないか?………うーん…森の中だから人が来ないとか?
2番目
あんたどうやってここに来たか覚えてるの?ほんっとキモいわね
2番目
答えはここの孤児院にいる子供全員が…
6番目
全員が?
2番目
………そうね、病気を持っている。とでも言っておきましょうか
はい!くっそ長いのにも関わらず目標地点まで到達できなかった作者でございます!!
今日でもう少し伸ばす予定だったんですけどねぇ……。

色々行き詰まったり等ハプニングがあってなんにも考えずに書いてたらこうなりました!!!
さてさて、投稿が送れたのも全て行き詰まったせいということにしておくのでこれは置いといて…
今回はいかがでしたでしょうか!!
個人的には微妙だけど…まあ……ね!!
次回は題名決まってないけど1章終わりの予定です!!微妙に長かったですね…🤔💭

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