第14話

一人部屋
203
2023/09/21 08:00
医者
あ、おかえり。長いこと外にいたね
靴を玄関に置きに行くと医者とばったり出くわした。
医者の手には綺麗に畳まれた服が積んであったところを見ると、丁度服を仕舞いにでも行くところだったんだろう。
6番目
うん!お外で遊ぶの楽しかったよ!
医者
はは、それは良かったよ。ここら辺は涼しいから熱中症はなりにくいけど、きちんと水分は取っておいてね
6番目
わかった〜
医者
水分は冷蔵庫に入っているお茶適当なコップに継いで飲めばいいからね
6番目
ありがと!
軽い会話をした後、6番目は言われた通り水分を取りに台所へ。
医者は服をしまいに仕舞いにいった。

なんだかあのでかい桃から生まれてあのどちょっきゅうな名前の太郎の動物引き連れて鬼をボコす童話の始まり方みたい。

そんなことはどうでもよくて6番目が盛大に大の字でずっこけて水ぶちまけて後々医者を呼びに行ったのは内緒だよ。




水分補給をしたあとは特にやることもないため5番目がいるであろう男子部屋に向かった。
6番目
えーっと、部屋はここだっけ...
6番目が入った部屋は確かに朝、10時間ほど前めちゃくちゃ大変そうに一番上のやつを一番最後に起こしてたあの部屋だ。

てっきり皆ここにいるのだと思いドアノブをひねったが誰一人としてその部屋にはいない。
それこそ部屋にある唯一の扇風機ですら動いていない。
6番目
あれ、いない?この部屋じゃなかったっけ…?
家具の配置や窓から見える景色などは朝と一緒だ。
まぁだが不安になったので6番目は急いで部屋を出て扉を確認してみた。
扉には間違えないようにか紙に へ に濁点がついていない【だんしへや】と幼稚な字で書かれた
張り紙があるのだ。おまけになんだかわからないおそらく太陽とか車であろう落書きを添えて。
6番目
張り紙……は、あれ、ちゃんと男子部屋って書いてある………?
扉に貼ってある張り紙を見ながら首を傾げる。
部屋と扉の張り紙を何回も見た。
するといつのまにか来ていた3番目が話しかけてきた。
3番目 タネさん
あれ、そんなところで何をしてるんですか?
6番目
あ、3番目のお兄ちゃんだ!みんながどこにもいないからどこにいったのかなーって
3番目 タネさん
あぁ、それで部屋と張り紙を何度も…
3番目 タネさん
簡単に説明しますと、ここの孤児院は一人部屋があるんですよ。
6番目
一人部屋?皆のお部屋があるのに、おかねもち?なんだね!
3番目 タネさん
まぁ、少し難しく言うのなら、ここは人と関わる子供が多いので一人部屋が設けてあるんですよ
6番目
へぇ…あ、場所はどこかわかる?
3番目 タネさん
はい。私も先程までそこにいたので。場所は_____
6番目
そんなところにあったんだ…
3番目 タネさん
あ、でも一人になりたくてその部屋にいる人もいるのであんまり刺激は良くないかもしれません
6番目
あ、そっかぁ
3番目 タネさん
では、私はこれで…
6番目
いろいろありがとね!
6番目
とはいっても…何しよっかなぁ
部屋には入らないほうがいいと言われたため、部屋には入るつもりはないが、
何をしに来たかと言われると一人部屋にいるであろう5番目に会いに来たのだ。
そのため完全にやることがなくなったのだ。
6番目
ん〜……何しよっかな?
6番目
他の子達も多分一人部屋ってとこにいるだろうしなぁ……
6番目
あ、そうだ。一人部屋ってとこのなかみてみよっかな
6番目
僕まだ見たことないし、ちょっとのぞきに行こ!
どうやらやることができたようで、先程3番目に教えてもらった場所に向かう。













廊下にズラッと扉が並んでいて、見ていくと奥から順に番号が振られてあった。
1,2,3,…大体10くらいまで部屋の番号が振ってあった。
今いる人数は6人。一時期10人以上ここのこじいんにいたことがあったのだろうか。
6番目
えーっと、6番は…あった!このお部屋だ!
6と書かれた扉のドアノブをひねると、
机、ソファ、後小さな棚があった。窓には半透明な白いカーテンがかかっていた。
6番目
へ〜、こんなとこなんだ……何か休憩する場所。って感じがするなぁ
ベットや収納棚などがない為、あくまでもここは6番目の言う通り休憩場所のような感じで、
実際に睡眠を取ったり着替えたりなど生活をするには男子部屋。もしくは女子部屋を使えということなんだろう。
6番目
特に何にもない...かな?
部屋に入ってソファに座ったり棚を開けたりしてみる。
これは単なる好奇心だ。意味などない。
6番目
この棚には…何にもないや。自分で入れろってことかな?
6番目
わぁ...この椅子ふかふか!
何分か部屋の中をうろついて、最後にソファに座った。
めちゃくちゃふかふかな高級ソファって訳でも無く、どこの家具屋にも売っていそうなソファだ。
……まぁ、言い方は悪いが捨てられていた子供だ。
何にでも感動するのだろう。現にソファに感動しているのだから




















ふと、部屋が静寂に包まれたことに気づいた。
6番目が話さなくなったのだ。
いや……寝息を立て始めたのだ。
今日はなれないことだらけで疲れたのだろうか?
先程まで喋っていたのが嘘みたいに眠っている。

今日は知らないところに来たり、慣れない生活をしたり、頑張って慣れない勉強をしたり……
大変だったのだろう。少しばかり寝ても、バチは当たらないだろう
はい。全く気に入っておりません
前半は個人的にいんだけどな?
後半がやっぱりこう、ごちゃごちゃしてる…。
やっぱりこの辺は苦手だ……。

ただボケをねじ込めたので結果オーライです
これからもねじ込んでいきたい!
次回は…いや、2話後くらいを目安に他の子が見えます。というか他の子が主役と言っても過言じゃないです!
次回は文字数どうだろ、少ないかもです!

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