第13話

キミはだぁれ?
211
2023/09/15 08:00
5番目
……墓?
6番目
だってこれ……お墓じゃないの?
5番目
な、何で孤児院に墓が……?
5番目
…動物…セミとかでも入れてんのか……?
隅の方の死角になっているところに立派な墓石…と、言う訳ではなく
盛り上がっている土の中心に木の板が刺さってあり、文字が書いてある。

はっきり墓とはいってないが何となく察せられるものがあるだろう。
6番目
この辺セミとか、クマとか多いって言ってたし、きっとそうだよ!
6番目
なんならあn
5番目
……?あの?どうした?
6番目
……うぅん!気のせいだった!なんでもない!!!
5番目
そうか?ならいいけど……
6番目
それよりもうなんもなさそうだからおうち戻ろ!
5番目
ん?あぁ…













???
あれ、まずそうかなぁ、これ
??
……
???
え、何か言ってよ!?



















6番目
お外なんもなかったね〜
5番目
ん?あぁそうだな。あれは墓だけど動物とかが埋まってんだろうな
先程みた墓らしきものを思い出しながら話す。
まぁさっきはあれほどテンパってしまったがよく考えればあるあるだろう。
墓の数も然程多くは無かった。
まぁセミやヘビなどでも埋まっているんじゃなかろうか
6番目
ん〜……僕もう1回お外行ってみる!他になにかないかなーって!
5番目
あー…オレはちょっと疲れたんだよな……。
6番目
大丈夫だよ!僕1人でも大丈夫!
5番目
気をつけろよ?
6番目
わかってるってば〜!
どうやら6番目は他に何かあるか気になるようで外にもう一度行くことにしたらしい。
5番目は前日の雨や今日の室内の徘徊などで疲れが溜まったらしく休むことにした。
全く過ごした時間は同じなのにどうしてこうも差が生まれるのだろうか……。



6番目は先程の庭に行き、靴を履く。
するとさっき見なかった反対側の方に行く……と思いきや墓の方に向かっていった。
ただ間違えた…と、言う訳でも無く、そちら側に用事があるように見えた。
少し躊躇うような感じで、歩幅はいつもよりかなり狭く、様子を伺いながら歩いていた。
いや、どちらかと言うと警戒している。というほうが正しいだろうか
6番目
……こんにちは?
墓の前まで歩き、警戒しながらこんにちは、と話しかけた。
しかし、6番目が話しかけた先は"何も無い空中"だ。
強いて言うのならば10数メートル先に森があるくらいの。

そこに向かって首を少し傾げながら疑問形で話し出す。
6番目
んー…っとね、キミのこと!
少し小さい声だったのが勇気を振り絞ったのか大きな声に変わった。
そこから数秒、静寂。風ひとつすら吹いていない。
ただ空気を読まないセミは大きな音を響かせている。


6番目だけが見えるであろうものがなんなのか、何を話しているのか気になることだろう。
ということで焦らさず正体をお見せしようかとは思う……が、もう少し保留だ。
今回は会話のみという形にさせてもらおう。
???
…こんにちは〜
6番目
あ、喋った!
???
喋っちゃダメだった?
6番目
ううん!むしろ喋ってくれて嬉しい!
???
そう言ってもらえると嬉しいな〜
6番目が見えていたのは声や話し方的に女の子であろう子供。
身長は少しそっちの方が低いが精神年齢的にはこちらよりは上であろう。
フレンドリーな性格なのかは知らないがもう仲良くなったのか大分楽しそうに話している
6番目
ところでさ、キミはだぁれ?そんなところで何をしてるの?
いきなり質問。
そういえば6番目から見たらこの子供は全くもって知らない、見たこともない子供なのだ。
食事も共にしていないし、姿も見かけていない。
それで気になって質問するのはわかるがあまりにも急すぎるんじゃなかろうか
???
君は誰、かぁ……そうだな〜
???
ずーっと前からここの孤児院にいる8歳児…かな?
なんですらっと答えられるのか……。
と、いうより6番目と身長が同じくらいだが…本当に8歳か?
6番目はまだ6歳で2年も差があるが……まぁでも成長期の子供だし、まだ伸びていないだけということも無きにしも非ずだが……
6番目
へ〜…じゃあなんでそんなところにいるの〜?
???
特に理由はないよ!フラフラ〜ってしてるだけ
6番目
そっか〜
???
君は新しい子かな?順番的にはt……6番目かな?
6番目
は……?ってなんだろ……うんそうだよ!僕は6番目〜!
???
久々だなぁ新しい子は!何年前だろうな〜4番が来てから入ってきてないから……2、3年も前か!
6番目
そんな前なの?
???
うん!結構前でね〜……久々に来て、しかも双子と来たし、どうなるか楽しみだよ!
楽しそうに話し出す女の子。
6番目も一緒に話していて楽しかったのか、話し続けた。

内容はくだらない話から曖昧な話。他にもいろいろな話していた。
時間というものはあっという間にすぎるもので、しばらく話し続け満足した頃にはもういつの間にか16時になってしまっていた。
6番目
あれ、もうそんな経った?
室内にある時計を窓から横目で確認した。
???
ありゃ、ほんとだ。もう16時か
6番目
僕、そろそろ中入ろっかな
???
うん、そうするといいよ!
6番目
今日はいっぱいお話してくれてありがと!またね!
???
うん!またね〜
6番目
あ、最後にさ、君って女の子?
???
酷いなぁ笑正真正銘女だよ〜!
6番目
そっか!変なこと聞いてごめんね!じゃあ!
そう言ったら小走りで室内に戻って言った。
残された女の子は室内に入ることもせず、小さく降っていた手をおろし
ぼーっと空を眺めた
???
(……あの子、きっと…)
???
不完全…かな?
何を伝えたいのかがわからん。
いや、この言い方はおかしいか……

どこを強調しているのかがわかんない……が今の課題かなぁ……
本当に全部を強調してるように見えてしまう……。
どうやったら強弱をつけれるか…探さなきゃだな〜
あ、今回は謎の女の子が出てきましたね!
さて、今回は謎に加え謎を出しまくった過去一急展開というか、不思議会ですね
あ、いやそんな訳でもないか。まいいや!個人的にどれだけ話を伸ばすかを過去一苦戦した回と言っても過言です!
ただ段落ばっかだと読みにくいから会話文を増やしたいんですけどね...

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