るぅとSide
ー学校の帰り道ー
僕はいつものように莉犬と帰っているところだった
いつもなら、もっと話が盛り上がって、
楽しく帰宅していたのですが、
今回は違う
空気が重かった…
その理由は、今日の昼休みの事だった
ー昼休みー
僕達はたまたま、体育館裏の近くを通りかかった
すると、
体育館裏から何かを蹴るような音とともに男子複数人の声と女の子の嗚咽のような声が聞こえた
僕は悪い予感がした
その男子達がいなくなったあと、
そっとそこを覗くと…
案の定、蹴られてボロボロになったあなたがいた
一応、蹴られてる所とか音声だけは録音して、今のあなたの姿を撮って…
これ…証拠になるかな…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。