“あなたー!”
“早くこっちおいでよー!”
私はなぜかその声の聞こえる方へ足を進めていた
懐かしくて、温かい声の方へ…
ピッピッピッピッ…
ん……
目を覚ますとそこには大量の管に繋がれている私
そして、
とてもカラフルな頭の人たちがいた
ここ…どこ……?
私が起きたことに気付いたのか
みんな、私を見た瞬間泣いていた
あなた…!!!
起きたんだね!
ゔあぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!
あなた…!!!
ホントにごめんなさいぃ!!
良かった……
生きてて…ホントに良かったです……
あなた!
痛いところはない?
無理して話さなくてもいいからね
あなた…!
ホントに…ごめんなぁ……
あなた…
あの時はホントに悪かった…
あなた!
生きててホントに良かったです…!
助けてあげられなくてごめんな…
えっ…と…
どうしたんですか、あなた?
あなた達…誰ですか…?
え…?
その瞬間、全員が凍りついたのが分かった
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!