第21話

嫉 妬
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2019/03/04 10:10
健人side



















いたジャンを見てしまった…























なんだあれっ!














普通に嫉妬したっ














俺たちだってデートするけど













あんなにイチャイチャできてないしっ























よりによって涼介君だしっ





















これまでさ、
















あなたが女優として活躍してて
















他の俳優さんとのキスシーン


















めっちゃ嫌なんだからねっ💢




















仕事だから仕方ないけどさ…


























今日もあなたにお説教したいと思います






























電話でさっき呼び出しましたっ





















今日はお酒を飲ませて


















久しぶりにあなたを

















シュガーにさせちゃおっかな




























ピンポーン












あ、帰って来た













ガチャ















『ただいま』














少し、演技してみる。笑















オレの実力見せつけっぞ
















健人「…」











『え、何怒ってんの?』

















健人「いいから、座ってくんない?」
















『え、なに。怖いんだけど』



























健人「早くしろっつてんだろぉ!」















ビクッ










『わ、わかった…』
















健人「いたジャン見た」













『うん、でも仕事だから』
















健人「オレもうムリだわ」















『え、?』














健人「お前とは、やってけない」

















『え…ヤダ…』











健人「お互い、幸せになろうな」














『待ってよ!私、健人じゃなきゃ…』





















『一緒に居るって約束したじゃん!』



















『私を一人にしないでよ…』

















クックックッ














『え?』














健人「どう?オレの演技力!」














『?』











健人「嫉妬したから、ちょっとあなたの

ことビックリさせてやろーと思って」

















『は?💢』













健人「分かってるよ💌オレもあなただけだから」














ギュッ





抱きしめますよ、オレ、イケメンだわ



















『ちょ、もう、普通にビックリした』















健人「なんで、涼介君となの?」

















『こっちが聞きたいわ!』

















健人「嫉妬したからね、普通に」



















『私だって!』















『この前、ニセコイの予告見たんだよ』













『あれ、バリバリ、ラブストーリーじゃん!』














健人「いや、ラブコメディーだから」














『私やりたかったのに!ニセコイ』












健人「あなた忙しかったからね」












『キスシーン絶対あるじゃん!!』














健人「教えることはできません」



















健人「え、なんか嬉しい…」









「嫉妬してるの??」












『…』










なんだこの可愛い生き物はぁ!!











健人「ねぇ。今日飲も」



















『私も飲みたい気分』




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