第4話

No.4
565
2018/10/31 15:13
そのまま駅に着き電車を降りた。
が、そこで思い出す。

「とりあえず駅まで行こ!」と
言ってしまった自分を。
あなた

(あちゃ~、これからどうしよう、)

そう考えながら改札を出る。
すると
永瀬廉
永瀬廉
なぁ、家どっち?
あなた

え、右

いきなりでびっくりしてしまい、とてつもなく素っ気ない態度をとってしまった。のに、廉はいつも通り返してくれる。
永瀬廉
永瀬廉
お!俺もやで!
またまた奇遇やな~!
あなた

じゃあ行こ!

また一緒にいられる時間が増えたことに喜びを隠せない。が、廉は鈍感なのかわからないけどまだバレてなさそうだ。
そのまま話しながら家へ向かう。
もし違う方向になったらあっちから『俺こっちやから!じゃあ、また明日な!』とか言ってくれるだろう。そう思っていた。はずが
あなたの家が近くなってもそんなことを全くゆう素振りがない。
てことで思い切って聞いてみた。
あなた

ねえ廉、

永瀬廉
永瀬廉
ん、どした?
あなた

廉の家ってどこなん?

永瀬廉
永瀬廉
そこ。
と言い指を指す。
そこはまあまあしっかりしたアパート。
あなた

(ってええ!?え?え?まじ?ほんまに!?)

そんな過剰反応(脳内で)するのも当然だ。
なんせあなたもここで一人暮らしをしているのだから。
永瀬廉
永瀬廉
どしたん?顔がうるさいで?笑
あなた

っ!?ひど!なに顔がうるさいって!笑

永瀬廉
永瀬廉
そのまんまやん!笑笑
そんな七面変化できる子初めて見たわ笑笑
あなた

え、褒めすぎ、照れるやん笑笑

などと阿呆な会話をし、家の前に着いた。
あなた

じゃあまた明日ね!

そう言うと
永瀬廉
永瀬廉
え?あなたんちまで送るつもりやったんやけど
え、やばいやばい、優男かよ!!!!
耳まで真っ赤にしながら照れてる廉。
何この可愛い生き物。保護したい。ペットにしたい。いやあかん、やっぱ未来の旦那さんやろ♡などと妄想しながら廉を驚かせる。
あなた

あ~、あなたも家ここ。
ここで一人暮らししてるから!

すると廉は期待通りの反応をしてくれる。
永瀬廉
永瀬廉
えっ!えっ!ほんま!?ドッキリやろ?
え、やば!
やっぱ俺ら運命やねんて!
あなた

ほんまほんま!
運命かもね~笑笑

永瀬廉
永瀬廉
じゃあ!じゃあさ!
部屋番号!どこなん?
あなた

808

永瀬廉
永瀬廉
うわ隣!となり!TONARI!
なんやねん!
何言うてんの笑笑かわいいなぁ~笑笑
と思いつつ見ていると予感はしてたけどばったり遭遇。
海人
海人
お、あなた
またあえたね!
そりゃそうでしょうよ、やっぱり抜けてるこの子。うん。笑
なんせこの子はあなたの部屋の下に住んでる。
あなた

せやね!笑

永瀬廉
永瀬廉
あ、この子がこいって子?
あなた

あ、そうそう、
髙橋海人ってゆうんだけどね!

海人
海人
おいあなた勝手に自己紹介しないでよ!笑笑
あなた

ごめんごめん!笑笑

海人
海人
髙橋海人、16歳、高校1年生、誕生日1999年4月3日、身長173.5センチ、体重53キロ、血液型A型、家はあなたの下の部屋、あなたと幼なじみです!
あなた

何もそこまで言わんでも笑笑

永瀬廉
永瀬廉
めっちゃおもろいやん!海人!笑笑
俺永瀬廉!あなたの隣の部屋やから宜しゅう!
海人
海人
廉ね!よろしく!
そう言い部屋へ入っていった。
あなた

じゃあ、あなた達もまた明日ね!

永瀬廉
永瀬廉
せやな!また明日!
そう言い部屋へ入ろうとした瞬間
永瀬廉
永瀬廉
待ってあなた!
あなた

永瀬廉
永瀬廉
あのさ、なんかあったら困るからさ、
あなた

うん

永瀬廉
永瀬廉
連絡先交換せーへん?
うおぉぉぉ!!!きたあぁぁぁあ!!
あなた

いいよ!

永瀬廉
永瀬廉
ありがとう! じゃあライン教えて?
あなた

えっと────

そのまま交換しお互い部屋へ戻った。

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