第2話

No.2
721
2018/10/26 17:57
たけの子先生
たけの子先生
おい永瀬、教室で自己紹介よろしく~
は~い
きく
きく
あ、
みごとに会話はおわり、
その後も転校生がイケメンとゆう話題で1日そのクラスは女子で溢れかえり、話すことはもちろん、見ることさえできなかった。
あなた

あ~あ、永瀬ってゆう名字はわかっても肝心の名前がわからへ~ん、(;;)

きく
きく
きけば?
あなた

え?笑笑

なにを言っているきくさんよ。
永瀬くんは、あ、先輩のほうがええか。
永瀬先輩はもうあんなに有名人やねんで。
1年のあなたがアピールしようもんなら
ハイエナ女子達に目線で殺されるわ。

と思いつつ
あなた

そ、うやね、
それしか方法はないよね、ははは

と、うなだれていた。

あっとゆう間に数時間が過ぎみんな部活に行く。
あなたは帰宅部だから帰るけど()
7限終わりのチャイムが鳴ると同時に教室を出て玄関に向かう。それがあなたの日常。
あなた

よっしゃ、今日もいっちば~ん!

玄関を出ると
あれっ?朝の子やん!
あなた

っ~♡

言葉にならない嬉しさがこみ上げる。
なんだこれは。楽しいぞ!ゲームより、ショッピングより、何よりも楽しいぞ!?

気持ちを押し殺し平然を装う。
あなた

朝はどうも~
転校生だったんですね

平然を装いすぎてすごく棒読みになった自分が恥ずかしい。
せやねん~!やっぱ転校初日って大変やな!笑
で、君1年生?俺、永瀬廉ってゆうねん!
宜しゅうな?
永瀬廉
永瀬廉
君はなんてゆうん?名前
ころころ話が変わりすぎてついていけない。
まずは名前を覚えてもらおうととりあえず自己紹介をする。
あなた

あなたです!

永瀬廉
永瀬廉
えっと、名字…
まあええわ!じゃああなたって呼ぶな!
宜しゅう!あなた!
あなた

あっ、ごめん、

思わずタメ口になってしまった。
あなた

じゃなくてごめんなさいっ!

すると笑ってくれた。
永瀬廉
永瀬廉
ふは、ええよええよ笑ためで笑笑
そう言ってくれた。
ので遠慮なく。
あなた

わかった!じゃあ~よろしく!廉!

永瀬廉
永瀬廉
あなたおもろいなぁ~笑笑
おん、宜しゅう笑
うん笑と返しそのまま校門まで歩く。
永瀬廉
永瀬廉
あ、せやせや、家どこら辺?
いきなりのことで目をぱちくりさせるとさすがにわかったのか
永瀬廉
永瀬廉
あ、ちゃうねんちゃうねん!
家知りたいわけちゃうんやけど
俺まだ道ようわからへんから教えてほしいなって!
この人は無意識に絶妙な痛いところを突いてくる。
あなた

あ~うん。ええよ!
とりあえず駅まで行こ?

と誘導し一緒に帰る作戦は成功。

で、お互いのクラスの話などをしながら歩いているといつの間にか駅の前。
あなた

廉の最寄り駅どこ?
あなた〇線に乗らなあかんのやけど廉は?

永瀬廉
永瀬廉
お、奇遇やな!
俺も〇線やわ!ちなみに▲駅な!
あなた

え、ほんま?あなたも▲駅やで?笑笑

俺ら気い合うな~などと話しながらホームへ向かう。
ちょうどよく電車が来たので2人で乗り込む。
と、席がひとつあいていた。

周りを見渡すと妊婦さんも老人も子供もいない。これはチャンスやな、と確信し口を開く
あなた

ここ座ったら?

すると廉が同時に
永瀬廉
永瀬廉
ここ座りや?
と言う。
かぶったことに当然お互い驚き、そして笑う
あなた

ははは笑
廉座っていいよ?笑

永瀬廉
永瀬廉
俺らやばいな笑
あなた座りや笑笑
女の子やねんから!
廉の一言一言が顔を熱くする
自分でもそれはなんでなのかもうわかっていた
あなた

こい…

永瀬廉
永瀬廉
ん?

プリ小説オーディオドラマ