みごとに会話はおわり、
その後も転校生がイケメンとゆう話題で1日そのクラスは女子で溢れかえり、話すことはもちろん、見ることさえできなかった。
なにを言っているきくさんよ。
永瀬くんは、あ、先輩のほうがええか。
永瀬先輩はもうあんなに有名人やねんで。
1年のあなたがアピールしようもんなら
ハイエナ女子達に目線で殺されるわ。
と思いつつ
と、うなだれていた。
あっとゆう間に数時間が過ぎみんな部活に行く。
あなたは帰宅部だから帰るけど()
7限終わりのチャイムが鳴ると同時に教室を出て玄関に向かう。それがあなたの日常。
玄関を出ると
言葉にならない嬉しさがこみ上げる。
なんだこれは。楽しいぞ!ゲームより、ショッピングより、何よりも楽しいぞ!?
気持ちを押し殺し平然を装う。
平然を装いすぎてすごく棒読みになった自分が恥ずかしい。
ころころ話が変わりすぎてついていけない。
まずは名前を覚えてもらおうととりあえず自己紹介をする。
思わずタメ口になってしまった。
すると笑ってくれた。
そう言ってくれた。
ので遠慮なく。
うん笑と返しそのまま校門まで歩く。
いきなりのことで目をぱちくりさせるとさすがにわかったのか
この人は無意識に絶妙な痛いところを突いてくる。
と誘導し一緒に帰る作戦は成功。
で、お互いのクラスの話などをしながら歩いているといつの間にか駅の前。
俺ら気い合うな~などと話しながらホームへ向かう。
ちょうどよく電車が来たので2人で乗り込む。
と、席がひとつあいていた。
周りを見渡すと妊婦さんも老人も子供もいない。これはチャンスやな、と確信し口を開く
すると廉が同時に
と言う。
かぶったことに当然お互い驚き、そして笑う
廉の一言一言が顔を熱くする
自分でもそれはなんでなのかもうわかっていた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。