第14話

夜②
898
2018/10/27 13:12
俺はなんだかモヤモヤして、






眠れなくて、













気付いたら2人が寝ている部屋の前に来ていた…

















その2人は、













玲於
もうちょっと近づけなよ
真波
いや、大丈夫です…
玲於
じゃあ俺が近づける
真波
っえ?!







こんな会話、聞きたくない…






でも…


























俺はそのドアの前に寄りかかった。


















玲於
ね、真波ちゃん…
真波
なん、ですか?





玲於、何ていうのかな









もう2人の会話に聞き入っていた。













玲於
…やっぱ、いいや
真波
え?気になる…










俺も気になる…













玲於
…あの、















その時だった。

















あれ?亜嵐くん、ここにいたんだ
亜嵐
…隼
探したんですよ…気づいたらいないから…
亜嵐
ごめん…でも、ちょっと待って





隼と一緒に話を聞くことにした。














玲於
今、俺真波ちゃんのこと好きだって言おうとしたんだけど、













…え?
















隣にいる隼を見たら口を開けてポカンとしてた。

















玲於
…今言ったら変な雰囲気になりそうだからやめる








すると隼が、








変な雰囲気って…
亜嵐
それ、俺も思った




もう隼は現実を受け入れていたみたいだった




もう僕聞いてられないですよー!
亜嵐
っちょっと、おっきい声出さないで!
っあ!










俺は隼の口を手で覆って塞いだ。









玲於
…キスしても、いいですか?







だめだよ…
亜嵐
だめ
だめ!

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